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09月03日-03号

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  1. 姶良市議会 2021-09-03
    09月03日-03号


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    最終取得日: 2023-04-22
    令和 3年 9月定例会(第3回)令和3年第3回姶良市議会定例会議事日程第3号                         9月3日(金)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │一 般 質 問                     │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             令和3年第3回姶良市議会定例会               │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会議)│  午前10時00分  ││    令和3年9月3日(金)本会議      ├─────┼────────────┤│                        │閉会議)│  午後 3時19分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 1|新福 愛子 |出 | 9|上村  親 |出 |17|谷口 義文 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 2|竹下日出志 |出 |10|森川 和美 |出 |18|小山田邦弘 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 3|国生  卓 |出 |11|岩下陽太郎 |出 |19|萩原 哲郎 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 4|峯下  洋 |出 |12|松元 卓也 |出 |20|堂森 忠夫 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 5|田口 幸一 |出 |13|湯元 秀誠 |出 |21|      |  |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 6|湯之原一郎 |出 |14|堀  広子 |出 |22|有川 洋美 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 7|鈴木 俊二 |出 |15|吉村 賢一 |出 |23|犬伏 浩幸 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 8|湯川 逸郎 |出 |16|和田 里志 |出 |24|東馬場 弘 |出 |├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  23人    欠席 0人                 │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐| 本会議書記氏名 │  事務局長  │ 迫田 耕蔵 | 事務局次長  | 竹中 裕二 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│湯元 敏浩 │市民生活|吉永 惠子 |消 防 長|米澤 照美 |│ 第121条 │    │      │部  長|      |    |      |│ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長|宮田 昭二 |保健福祉|濱田 耕一 |水道事業|新門 哲治 |│ めの出席者 │    |      |部  長|      |部  長|      |│ の職氏名  ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |教 育 長|小倉 寛恒 |農林水産|田代 信彦 |総務部次|今別府浩美 |│       │    |      |部 長 兼|      |長兼庁舎|      |│       |    |      |蒲生総合|      |建設課長|      |│       │    |      |支 所 長|      |    |      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |総務部長|松林 洋一 |建設部長|松里智一朗 |総務部次|原口 浩幸 |│       |    |      |    |      |長危機|      |│       │    |      |    |      |管監|      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企画部長|髙山 八大 |教育部長|塚田 佳明 |企 画 部|松岡  力 |│       │    |      |    |      |次 長 兼|      |│       │    |      |    |      |企画政策|      |│       │    |      |    |      |課  長|      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |市民生活|原口 理恵 |建設部次|川崎 久志 |企 画 部|中園 隆男 |│       |部次長兼|      |長兼建築|      |地域政策|      |│       |男女共同|      |住宅課長|      |課  長|      |│       |参画課長|      |    |      |    |      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |保健福祉|向江 美喜 |教育部次|北野 靖往 |農林水産|池江 睦美 |│       |部次長│      |長兼教育|      |部 耕 地|      |│       |健康増進│      |総務課長|      |課  長|      |│       |課  長│      |    |      |    |      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |保健福祉|野村 昭彦 |教育部次|前田 浩二 |消防本部|岸園 克己 |│       |部次長兼|      |長兼学校|      |次 長 兼|      |│       |保険年金|      |教育課長|      |警防課長|      |│       |課  長|      |    |      |    |      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |農林水産|萩原 安信 |水道事業|岩下 伸一 |    |      |│       |部次長│      |部次長|      |    |      |│       |農政課長│      |施設課長|      |    |      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤|       |建設部次|有江 浩文 |総 務 部|堂路 温幸 |    |      ||       |長兼都市│      |財政課長|      |    |      ||       |計画課長│      |    |      |    |      |└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               9月3日 ○議長(東馬場弘君) これから本日の会議を開きます。(午前10時00分開議) ○議長(東馬場弘君) 本日の日程は、配付しております議事日程のとおりであります。 ○議長(東馬場弘君) 日程第1、一般質問を行います。 本日は、4名の一般質問を行います。順次発言を許します。 まず、1番、新福愛子議員の発言を許します。 ◆1番(新福愛子君)     登      壇  皆様、おはようございます。一般質問3日目のトップバッター公明党姶良市議団の新福愛子でございます。 私は、さきに通告いたしました2つの項目について質問いたします。 はじめに、項目1、希望が叶う安心の妊娠・出産と子育て支援について。 要旨1、新型コロナウイルスの第5波で、首都圏の医療機関では感染した妊婦の受入れが増加しています。日本産婦人科学会などは、妊娠時期を問わずワクチン接種を勧めると発表しました。妊婦へのワクチン接種に対する、本市の対応を問います。 次に、要旨2、3歳の子どもを育てる市議会議員が、父親として一緒に子育てに関わりたいと母子手帳を親子手帳に変更してはどうかとの提案をし、その経緯をツイッターでつぶやくと、親子手帳がトレンド入りし話題を集めました。父親の親としての発達や、育児、子育てへの参画を促すためにも、母子手帳の表記に親子手帳の併記を検討する考えはないかを伺います。 次に、項目2、中学校女子生徒制服スラックス導入について。 防寒・防犯対策や動きやすさという機能性、さらには多様な生き方などを受け入れられる社会の実現に向けて、女子生徒に自由にスカートとスラックスを選択できるようにする中学校が増えてまいりました。スラックス導入に対する本市の考え方と、検討の可能性を問います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  皆様、おはようございます。新福議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、2問目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 1問目の希望が叶う安心の妊娠・出産と子育て支援についての1点目のご質問にお答えいたします。 新型コロナウイルス予防接種の接種券につきましては、全ての対象者に送付を完了し、また、接種につきましては、ワクチンの有効性や副反応などのリスクを十分理解した上で接種をされるよう周知しております。妊娠中の方や授乳中の方、基礎疾患をお持ちの方など接種に不安のある方は、主治医や「コロナ相談かごしま」など専門機関等に相談した上で接種を検討されるよう促しております。 2点目のご質問にお答えします。 母子健康手帳は、母子保健法において、妊産婦、乳幼児に対する健康診査や予防接種等の記録を行うことが規定されております。 内容につきましては、厚生労働省において検討会が行われ、おおむね10年ごとに社会情勢や保健医療福祉制度の変化等を踏まえて改正が行われております。直近では、平成23年度に検討会が行われ、その中で父親の育児参加を促すために親子健康手帳等への名称変更が有効との意見がありましたが、妊産婦及び乳幼児の健康に関する記録という目的から、名称は変更しないとの結論に至った経緯があります。 ただし、父親の育児参加を促すためには、父親にも記入しやすい欄を設ける等の工夫を行うことが望ましいことから、妊娠中の記録欄や子どもの節目年齢ごとに両親からのメッセージを記載する欄があり、父親も記載できるよう工夫されています。 母子健康手帳交付の際に、親として成長するための手段の1つとして活用し、父親が母子の健康について理解を深め、妊娠中から子育てに関わる重要性を今後も伝えていきたいと考えております。 名称の変更については、今後の厚生労働省の検討会の結果等などを注視してまいります。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  2問目の中学校女子生徒制服スラックス導入についてのご質問にお答えします。 制服の制定については、一律に教育委員会で定めるものではなく、各学校において実際に制服を着用する生徒の要望や意見を踏まえ、学校と保護者により検討して制定するものと考えております。 現在、中学校の制服は各学校でそれぞれ指定しておりますが、女子はセーラー服にスカート、男子は詰襟の学生服となっており、現段階で制服見直しの検討を進めている学校はありません。仮に制服の見直しを行う場合には、保護者の経済的負担を考慮することや合理性や機能性、性的少数者への配慮等、十分に検討を重ねて決定していくよう指導していきたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆1番(新福愛子君) それでは、通告に従い再質問をいたします。 まず項目1、要旨1、千葉県では新型コロナウイルスに感染した妊婦が入院先が見つからないまま自宅で早産し、赤ちゃんが亡くなるという痛ましい事案が発生しました。現在妊娠中の当事者、そしてパートナーや同居家族など、子育て世代にも大きな不安が広がりました。 はじめに、本市の状況を確認させていただきます。 現在、本市には何人の妊婦さんがおられますか。 ◎保健福祉部次長健康増進課長(向江美喜君) 今現在──母子手帳交付の数で述べさせていただきますと、令和3年度4月から9月に母子手帳を交付した方は252名になります。 続きまして、令和2年度に母子手帳交付をされた方は657名ということになっております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) さすがに子育て支援のまち、若い世代の流入人口もあり、唯一県内で人口が微増ではありますけれども伸びている市ということで、その母子手帳というか妊婦さんの数自体を見ても、そのまちの勢いといいますか、希望あるまちなんだということがわかります。 ちなみに、ちょっとこのことで取材にあたった県内でも高齢化率がトップクラスにある南大隅町の担当課と、ちょっとお話を聞かせていただいたところ、妊婦さんは現在13名ということでした。 さて、厚生労働省研究班などのチームは、妊婦の新型コロナ重症化と関連する項目をまとめました。中等症にまたは重症になるリスクをまとめたものであり、5項目あります。妊娠週数25週以降──いわゆる後期のほうですね──になると、そのリスクは1.24倍、年齢30歳以上では1.17倍、妊娠糖尿病では2.19倍、BMI──肥満度を表す体格指数でございますが、これが26.5以上では1.22倍、またアレルギー歴ありでは1.36倍のことです。 研究班では、リスクがある妊婦は特に感染予防を心がけ、ワクチン接種を検討してほしいと結論していました。 それでは、本市の600名に及ぶ、多分重なっていらっしゃって、出産されてる方もいらっしゃるかと思いますので、1,000人に近い妊婦さんという意味なんですけれども、このうち妊娠週数25週以降は現段階で何名おられますでしょうか。 ◎保健福祉部次長健康増進課長(向江美喜君) 出産予定日が9月2日の時点ですけれども、出産予定日が9月1日から12月10日の方に当たるかと思うんですけれども、その方々、今現在190名の方です。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) やはり、これも200名近いということで、たくさんおられますね。 30歳以上の人数をお示しください。 ◎保健福祉部次長健康増進課長(向江美喜君) 今年度のこれは母子手帳交付ですけれども、4月から現在までですけれども252名のうち、152名の方が30歳以上の方の母子手帳交付数となっております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 私たちの出産の時代とは若干やっぱり違って、高齢化しているなというのも読み取れるのかなというふうに思います。 次、あとの項目です。妊娠糖尿病であるとか、BMI26.5以上であるとか、アレルギー歴といった、いわゆる重症化しやすいと言われる基礎疾患なども含めた、こういったちょっと心配のあるリスクの高い方々は大体何割くらいで、ざっくりでいいんですけれども、おられるものでしょうか。 ◎保健福祉部次長健康増進課長(向江美喜君) 私どものところには、妊婦検診の結果が届くようになっております。その結果で申しますと、4月から6月に妊婦検診の結果が届いている方の中で、妊娠によって引き起こされる糖代謝の異常と言われる方ですけれども、その方が503名中、15名の方です。 あと、肥満の方々、BMIがという方々は出していないんですけれども、高血圧の方等が503名中、3名になっております。 あと、またアレルギーについては、すみません、情報のほうは把握していないところです。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 503名のうち、15名であるとか、3名であるとか、ほぼほぼ皆様健康体で妊娠期間を過ごしていらっしゃる。様々な食生活であるとか、このコロナ禍にあって散歩などもしづらいかもしれないけれども、かなりしっかりと健康管理をされているなということを今の数字で読み取れました。 私たち公明党では、残念な事案の発生直後、妊婦の優先接種を後押しする地方議員の取組と国会議員が連動して、政府に対し、対応を強く要請してまいりました。8月23日に厚生労働省が、妊婦らが希望すれば、できるだけ優先的に接種を受けられるよう、各自治体に配慮を求めるという内容の事務連絡を発出しました。早速、東京と大阪では8月26日から優先接種の受付を開始しております。 本市にも、この通達というか、事務連絡はしっかり届いておりますね。 ◎保健福祉部次長健康増進課長(向江美喜君) 本市でも、その通達を受け取りましたので、母子手帳交付の次の、すぐさま母子手帳交付が翌日だったと思いますけれども、そのときからそのチラシのほうをお配りしているところでございます。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) そんな中、8月30日鹿児島市が妊婦への新型コロナワクチンの優先接種の方針を示した日、MBCさんだったと思いますが、鹿児島県43市町村への取材結果が夕方のニュースで流れました。43の市町村のうち14市町村は、ワクチン接種がスムーズに進んでおり優先の必要はないということ。あと、26市町は優先すると答えました。結果、我が姶良市、西之表市、肝付町の3つの市町だけが検討中とのことということで、3つだけが赤く地図になって、かなりちょっと長い時間、それが映し出されておりました。 このことについて、若干確認をさせていただきます。 この報道に対して、市民からの問い合わせや、ご意見、苦情等はなかったものでしょうか。 ◎保健福祉部次長健康増進課長(向江美喜君) そのことに対しての市民の方からの連絡等は、受け取ってはいないところです。ただし、市民の方のほうから、妊婦さんの接種のことについては数件連絡がありました。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 私もですが、またほかの同僚議員からもそうなんですけれども、やはり、ざわざわとしたお声が市民の皆様から届いております。当事者の方々のほうが、逆に落ち着いておられたのかなと。外野席のほうが、姶良市は子育て支援のまちという誇りも持っておりますし、何で姶良だけが検討中なのという、そういった思いもあられてのことだと思いますが、私も3人ほどの方からご連絡をいただきました。 報道から4日たっております。現段階でも検討中ということでよろしいでしょうか。
    保健福祉部次長健康増進課長(向江美喜君) 私どものほうは、もうできるだけ早く妊婦さんには接種をしていただきたいという願いは同じでございます。ただ、どのように接種を進めていくかというところを検討いたしました。 妊婦さんの接種体制、接種機会をどのように確保していくかということを、かかりつけの先生の下で安心して接種ができるよう、協力医療機関と協議をいたしました。少しでも多くの妊婦さんへ接種の機会が確保できるようということで、協力をお願いしたところでおります。 また、ワクチンの確保につきましても、県のほうにも配給のほうをというところで、追加ということをお願いしているところでございます。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 南大隅町に取材をしたというお話をしたんですけれども、南大隅町は産婦人科はないです。大隅半島自体が産婦人科がとても少なくて、そういった意味では、我が姶良市はとっても立派な産婦人科が2つもありまして、これもまた子育て世代が姶良市に入っていらっしゃる環境のよさでもあったりすると思っております。そういった意味では、今、次長の答弁にもありましたように、しっかりと医療機関との連携も取っておられまして、具体的にしっかりと打ち合わせをされているということも、今、認識をさせていただきました。 実は、この優先すると答えた自治体でも、具体的な方法は未定であったり、厚労省の通知前に接種券を発送しておって、発送済みの人の中で誰が妊婦なのか見つけるのが難しいという、そういった見解を示している市町もあるんです、県内でも。そういった意味では、姶良市は細かく、私は分析されていると、そしてまた協議もされているというふうに感じております。 今回の質問に対して、執行部とも意見交換をさせていただき、取材をしていただいた中での見えてきたものなんですけれども、求められるのは妊婦さんに丁寧に寄り添い、希望をかなえるために執行部、市として全力で努力すると、そういった意味での優先ということではないのかなと思うんです。その意味では、本市はもう、検討中ではなく、優先としてよいのではないかなというふうに私は感じました。実際、落ち着いて、皆さん、かかりつけ医で打たれたり、また県も同時に始めておりますので、幸い姶良市は、鹿児島市に行くのも、霧島市に行くのも、とても地の利がよく、どちらかでパートナーも含めて、ご家族も含めて申し込んで接種を受けられるものと、そういった方々も周りにも確認しております。そういう意味では、繰り返しになりますが、本市は検討中ではなく、優先としてよいのではないかと思いますが、ここは市長の見解を伺います。 ◎市長(湯元敏浩君) 妊婦さんと、そしてそのお腹の中にいる子どもに対しての、本当に慎重に丁寧にやっていかなきゃいけない。これは、私たち姶良市の方針でございます。 拙速にスピードだけを争うことではなく、何百人という妊婦さんがおられる中の、いわゆる人数の多い中でミスリードをしたり、そしてまた1回発信したものが間違いだったり、そういったものにならないように慎重に対応している中での検討という形になっていますが、これはメディアが使った言葉でありまして、検討なのか優先なのかというところは、非常にどこに線を引くのかというのは、これは白黒はっきりするところではございませんので、姶良市型で、しかもどの市町村よりも子育て世代が多い中でのスタイルを保っているところでございますので、人数の多寡は言うことはございません。一人一人が大切な方々でございますので。ですけど、やっぱり一つ動かそうとすると、人数の多いところはゆっくり慎重にというところが優先されると思いますので、検討中だからどうだとか、優先だからどうだとかいうところではなく、言葉ではなく、しっかりと姶良スタイルをやって、慎重に妊婦の方々が安心・安全で接種できるような形を、今、構築しております。 そして、霧島市との連携も進めておりまして、霧島市の産婦人科でも受けられるよう、また霧島市の方が姶良で勤めていて姶良でも受けられるような、そういった基盤も枠組みもつくっておりますので、つくろうとしておりますので、あとは医師の方々との、医院の方々とのご協力をも取り付けようとしておりますので、そのような形で地域に合わせた形でやっております。ですので、その辺のところはご心配なく、ワクチンをご希望の方は、ぜひ、受けていただければと思っております。 ◆1番(新福愛子君) そうなんです。だから、多分市長が、今、答弁してくださったような内容を発信していただければ、私は逆に姶良市の丁寧さ、本当に一人一人を大切にしていく、そういった対応をされていることが皆さんに、市民の皆様以外の県内の方々にもご理解いただけるのではないかなと。私は、たまたまこの通告を出す時期と例の事案が重なりまして、質問させていただいたわけなんですけれども、そしてまた打合せの中で執行部がここまで本当に責任を持って、確かなその意味での、深い意味での検討中だったということが分かりまして、もったいないなと思いました。ぜひ、市長も、本当に今のご答弁を何らかの形で発信していただく、そういった機会を持っていただくことを、私は要請したいというふうに思っております。 本当に、子育て支援のまち姶良市が、中学生のあの部分もありましたので、様々に慎重になっておられることも理解できます。でも、今やっていらっしゃることは、もう優先と答えたまちよりも確かな体制をつくっておられるということを、私はこの質問の場で確認をさせていただきたいと思っております。 デルタ株が蔓延し、医療体制が逼迫する中、産婦人科の学会などは自宅などで療養中の妊婦が適切に医療機関に行かれるよう、救急搬送が必要な呼吸状態などの具体的な目安をウェブページで公表しております。その内容を、よろしければちょっとご紹介いただきたいのですが。 ◎保健福祉部次長健康増進課長(向江美喜君) 産婦人科学会のほうで発表している内容でございますけれども、基準といたしましては、1時間に2回以上の息苦しさを感じるとき、それからトイレに行くときなどに息苦しさを感じるようになったとき、心拍数が1分間に110回以上、または呼吸が1分間に20回以上となったとき、そして安静にしていても、酸素飽和濃度というのがあるんですけれども、これは肺から酸素を血液中にどれだけ取り込めているかというのの目安になるというような数値でございますけれども、その数値が1時間以内に93から94%の間から回復しないというときには、かかりつけの産婦人科の先生、もしくは保健所に連絡するということにしております。 また、さらに息苦しくなり、短い文章を話すことができなくなったり、血液中の酸素の値が92%、先ほどの酸素飽和濃度ですけれども、それが92%以下になったりしたときには、すぐに救急車を要請するように求めているところです。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 妊婦さんたちは、このような情報を定期健診もありますし、またこれだけ、今、朝から晩までテレビでもやっておりますし、十分に認識しておられると思っております。そしてまた、「コロナ相談かごしま」というところに相談ができる体制も徹底されておられますし、今一般的にも私たちも品切れにもなっておりますが、パルスオキシメーターでしたか、それを妊婦さんたちもひょっとしたら購入されている方々も多いかもしれないですね。そういったことで、どうしましょうというようなあの事件を受けた後、こういう自宅にいる療養でなくても普通の妊婦さんでも等しく不安を持たれる部分だと思いますので、知識としてしっかりと届けておいていただきたいとそういうふうに思うわけですが、これはホームページ等なんかにも紹介してあるものでしょうか。 ◎保健福祉部次長健康増進課長(向江美喜君) ホームページのほうには、現在このことについては掲載はしておりませんけれども、姶良のほうでしている母子モという、子どもさんを育てる方、妊婦さんへの発信のほうがありますけれども、それについては、こういうことも掲載というのを考えていきたいと思います。現在のところ、コロナに感染した場合の寄り添い支援というのをやっておりますとか、そのような情報のほうを発信はしているところです。これについても、また検討していきたいと考えております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) そうでした、そうでした。本市は、母子モというスマホでのアプリで情報を受け取れる、そんな体制も整っておりますね。ぜひ、やっぱり知らないより知ってたほうがいいです。なので、こういった情報もきっちりとアップしていただければなと、そのことも要請させていただきたいと思います。 さて、全国的には各消防本部の救急搬送業務にも支障が出ているようです。コロナ対応ということで、本市の状況、そしてまた、もし感染した妊婦さんが119番通報された場合の救急搬送のフローチャートといいますか、こんな流れで妊婦さんの命をしっかりと守っていきますよというような流れという意味で、消防のほうで現況とこの流れということで確認をさせていただきたいんですが、よろしいでしょうか。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 まず、本市の救急搬送の状況についてであります。 新型コロナウイルス感染症陽性患者の搬送事案につきましては、昨年から、これは8月末ですが、36件39名の方を搬送しております。 それから、新型コロナウイルス感染症陽性の妊婦への対応というご質問でありますが、現時点では残念ながら新型コロナウイルス陽性の妊婦受入れ病院は、姶良、霧島地区にはございません。有事の際は、したがいまして、鹿児島市内への広域搬送となっております。 また、鹿児島県新型コロナウイルス感染症調整本部というところがありますが、今までも新型コロナウイルス陽性の妊婦の方に関しましては、基本的には入院もしくは宿泊療養所に入所するようにしているとのことです。特に、妊娠後期の陽性者は早産率が高まり、患者本人も重症化するおそれがありますことから、入院するように調整をしているようです。 なお、受入れ病院ですが、鹿児島市内に4つの病院があります。うち、急性期は3病院が対応しております。 それから、ご質問の中で救急搬送の流れということでありましたが、今後自宅待機中の妊婦からの救急要請があった場合には、鹿児島県から事前に入手いたしました受入れ可能な医療機関のリストの情報を基に、姶良保健所等と並行して即時に受入れ医療機関を選定するようにしております。 今後とも、県の調整本部、姶良保健所、健康増進課等と連携を取って、対応していきたいというふうに考えております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) ということは、コロナ感染症が発症して以来、本市の消防の業務というのは特に大きな支障もなく、熱中症とかもいっぱい搬送とかこの夏もたくさん聞かれたわけですけれども、コロナによって日常の業務に支障を来すようなことはなかったという認識でよろしいでしょうか。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 今、熱中症のお話もありましたが、熱中症につきましては、今年は梅雨も早かったということ等もありまして、若干例年よりは少なくなっているようです。 それから、救急搬送の体制は大丈夫かということにつきましては、支障がないように搬送体制を取っているところであります。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 妊婦さんに対しては特殊な流れになると思いますので、やはり県としっかり連携を取って、こうした体制ができているということも、今日は併せて確認をさせていただきました。 本当、感染症、感染されずに、そういった出動がないことを願っております。 ただでさえ、命がけで臨む妊娠・出産です。どれほどの不安の中で妊婦の方々がコロナ禍の中で過ごしておられることか。我が家の長男宅も、11月に第2子の出産を控えており、また、妊娠・出産を経験された方々やご家族の多くの方々も、胸を痛めながら見守っておられることと思います。私の下にも複数の方から、姶良市の新型コロナワクチン接種についても様々な声が届きます。接種を希望する市民には、ライフステージで捉えてほしい。そうすれば、出産や留学、受験など優先してさしあげるべき市民の顔が浮かんでくると思うんです。市民に寄り添うときに、その方が今、どんな人生の節目にあるのかを見てさしあげる必要がありますよね。同じ30歳の女性でも、独身者と既婚者、妊婦さんとでは、全く違う暮らしと要望があるはずですからとのお声は、特に胸に響きました。 もはや災害級の危機といわれるコロナ感染症です。亡くなられた方々の無念や、ご遺族の気持ちに応える意味でも、私たちはこの気づきや反省を今後に、そして次の世代につながなくてはならないということを強く思った次第です。 妊婦の優先接種、並びに本市のワクチン接種事業総体について、しっかりと確認をさせていただき、次の項目に入ります。 母子手帳についてでございます。 母子手帳は、1948年、それまで使われていた妊産婦手帳と乳幼児体力手帳が統合されて誕生いたしました。かれこれ、60年ぐらいの歴史があるということでしょうか。 はじめに、画像をお願いいたします。 実は、これは我が家の実家にしまわれていた私たち兄弟3人の、兄と私と弟の母子手帳でございます。灯台守であった父は、赴任先の足跡もこのことでわかり、佐多岬灯台で生まれた兄は鹿児島県、島原半島の灯台で生まれた私と弟は長崎県の母子手帳です。約60年から70年前の年代物で、今回母の遺品整理に発見しました。命がけで産み育ててくれた母の思いに感謝し、3人それぞれ自分の母子手帳を手に取って、涙、涙でございました。 再質問に入ります。画像、ありがとうございました。 本市における、母子手帳の配布数、できましたら令和2年度と本年度分をお示しください。先ほどの妊婦さんの数とも、ちょっと重なってくるのかと思いますが、改めてお願いいたします。 ◎保健福祉部次長健康増進課長(向江美喜君) 令和2年度分につきましては、先ほどの数と同じでございます。すみません、令和元年度ですね。令和3年度が今現在252冊発行しております。そして、令和2年度が657冊、令和元年度につきましては566冊ということになっております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) この数字だけを見てみると、昨年までは多かったんですね。今年は、ちょっと数が減ってるのかなと。でも、このペースというのは、今252というご案内ありましたけれども、これは例年どおりのペースというふうに受け止めてよろしいですか。 ◎保健福祉部次長健康増進課長(向江美喜君) 私どもも、そこのところは確認しましたけれども、昨年もほぼ同じようなペースであったということで、昨年のこの時期と比べても、そう変わりはないということです。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) コロナ禍なので、多分ちょっと出生数が減るんじゃないかという社会的には心配がありましたが、何とか本市では例年どおりのリズムでといいますか、人数で母子手帳配布がされているということで安心いたしました。 父子手帳のほうはいかがでしょうか。 ◎保健福祉部次長健康増進課長(向江美喜君) 父子手帳については、本市では配布はしていないところです。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) そうなんですね。昔は父子手帳というものあったように、──旧町時代だったのでしょうかね──あったように理解しておりますけれども、そういった意味では、今回の親子手帳という文言の併記というところにも、また関わってくるかと思いますけれども。 参考までに、男性の育児休暇取得者数、市役所と、もし分かれば民間の事業所等で、数がわかればお示しください。 ◎総務部長(松林洋一君) 市役所の職員の男性の育児休業の、直近3年間の取得状況について申し上げたいと思います。 令和元年度は2名でございます。令和2年度に1名、令和3年度は年度途中ではございますが、これまでに1名の取得ということになっているところでございます。 なお、民間の事業所の取得状況については、すみません、こちらのほうでは把握できないところでございます。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 少子化対策が求められる中、男女共同参画社会の実現や社会や地域で子育てを支えていくことが求められる時代にもかかわらず、男性の育休というのは徐々に注目されてきておりますし、法改正などもされていくわけなんですけれども、2019年度時点で男性の育休取得率は、全国で7.48%と大変低い水準です。本市でも、この数字とあんまり変わりのない、もうちょっと低いのかなぐらいのことなのかもしれません。 岡山市では、20年前、2001年に親子手帳の名称を採用いたしました。男女共同参画社会を推進するためだったそうです。昨年から、母子手帳を併記している江戸川区では、検討に数年をかけながら、最終的に今後の社会の変化を考え、家族みんなが受け入れやすい名称をと検討に検討を重ねた結果、併記を決めたということです。 先進地の取組を健康増進課、また男女共同参画課──この併記の部分ですね──母子手帳並びに親子手帳、この取組をどのように評価されますでしょうか、感想をお聞かせください。 ◎保健福祉部次長健康増進課長(向江美喜君) 名称につきましては、今、おっしゃってくださったとおり、私どものほうもまだ、厚生労働省のほうも、今ちょうど検討会を行っておりますので、その内容とかいうところの情報も入手しながら考えていきたいというふうには考えております。 また、私どもといたしましては、どのように育児参加というところで、市長の答弁にありましたように母子手帳の記入というところを保護者の方が、父親も一緒に書いていくというようなところを母子手帳交付のときに進めているところでございます。 名称等については、厚労省の検討会などを聞きながらというところで考えていきたいと思っております。 以上です。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(原口理恵君) お答えいたします。 男女共同参画社会の推進というところにおいては、やはり男女が共に家庭生活を営む上での役割をそれぞれに担うことの重要性というのは、基本理念にもあるところです。それを具体的に何によって形とするかの一つに、この母子手帳であったり、父子手帳であったりという、形である部分が、今、検討されている、考えられているということではないかなと理解をします。 そのように、みんなで考える。何かが違うのではないかということを、みんなで意見を出し合うという、その場面が男女共同参画社会への一つの一歩ではないかというふうに捉えております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) そのとおりですね。 親子手帳については、どちらかというと男性に賛同者が多いようなんです。父親も子育てをする姿が当たり前になってきているからではないでしょうか。 実は今、親子手帳を併記する自治体が増えてきています。名称には、子育てをめぐる社会のありようや、家族観、価値観が反映されると思います。名称の変更については、次長のほうからも、今後も厚生労働省の検討会の結果などを注視してまいりますということでしたけれども、私はこれはまちの在り方ということも発信できるという意味で提案をさせていただいたところです。 最後に、市長の見解を問います。 ◎市長(湯元敏浩君) 父親が育児に関わることは非常に当然のことであり、もう今の時代当たり前の社会の一つとなっていると思いますので、名称を変えてそれが進むのであれば名称を変えればいいし、型から入って内実をするのか、内実から入ってそれが型になっていくのか、その辺のところは見極めていきたいと思います。 ◆1番(新福愛子君) 今、離婚率も高くなっております。父子家庭も増えてきております。そういった意味で、お父さんが子どもさんを育てられるという意味では、親子手帳というのも併記してあるとちょっとまたうれしいかなと思ったりもするところです。 それでは、最後の項目2の制服について質問をさせていただきます。 今回の質問に当たり、福岡市教育委員会に取材のご協力をいただきました。2学期の始業前のお忙しい中を快くご協力いただきましたことに、この場をお借りいたしまして心から感謝申し上げたいと思います。 地球温暖化による気候の変化で、暑い、寒いという制服への不満の声や、性の多様化への対応という視点から、福岡市では2018年に検討委員会を立ち上げられました。そして、昨年度新制服ということでスタートされております。まさに、ご答弁にあったように、その必要性を、ある場合やというところ、経済性とか様々な声をちゃんと拾い上げていっていただきたいということで、仮に制服の見直しを行う場合には、保護者の経済的負担を考慮することや、合理性や機能性、性的少数者への配慮等、十分に検討を重ねて決定していくように指導していきたいと考えておりますというふうに、最後に、答弁の最後に締めてありました。まさに、この部分が子どもたちの声から上がり、保護者の声から上がり、先進地としての福岡市の取組ということでございます。 生徒たちも委員会を立ち上げ、その意見を検討し、その子どもたちの声を検討委員会で集約されたようですが、検討委員会ではどうあるべきかという、この在り方から始まり、防犯とか防寒とかいう機能からの視点、保護者の経済的負担の軽減、これも結構な大きな目的だったそうです。服飾を専門とする大学、校長会、PTA、LGBT関係の団体の代表者で構成され、教育委員会が事務局を担われ、生徒たちの声や要望を大切に生かしながら、2020年4月から新制服となっております。 それでは、画像をお願いいたします。 はい。これが、福岡市の新制服でございます。福岡市教育委員会より写真を提供していただきました。 真ん中は、女子生徒の制服になります。ブレザーですね。ネクタイ、リボンということです。 これが、女子生徒の、さっきのスラックスもオーケーですし、スカートもちゃんとあります。で、このスカートに関しましては、いわゆる普通のスカートと……。ここですね。キュロットスカートということで、非常にこの選択肢が広がっている、とても機能的だそうです。で、福岡市では69の中学校が福岡市内あるそうですが、その中で65校でこれが採用されている新標準服となっております。これまでのセーラー服からブレザー型に変え、女子生徒のボトムをスラックスとスカート、キュロットスカート、その日の気分や予定や体調に合わせて自由に着用できると、そしてネクタイやリボンは7色、今ブルーですけれども、7色決められたそうです。そして、じゃあ、あの大福岡で69の中の65校が使っているわけですから、あの子はどこの中学校っていうことは分かりづらいわけですが、これにしたからといって支障はないそうです。で、どこで工夫しているかというと、学校によってカラーを指定、ネクタイの色とかリボンの色を、我が中学校はこの色にしようね、ということでされているそうです。 あと、校章のバッジ、それなどで見分けがつくそうです。実はこの写真を見せながら昨日とおとといにかけて、下校途中の中学生にお声がけをさせていただきました。知らないおばちゃんから突然声をかけられるので(笑声)まさに不審者という、もう本当にまず自己紹介から始めながら、もう本当に最初あっけに取られておられますが、皆さん、大変に喜ばれてですね、途中からはもう食いついてくるっていうんですか、もう「すごーい」って「えっ姶良市これになるんですか」ってなんか言って、いやいやいや、これを今から議会で提案します。どうですかって言ったら「めっちゃいい」って言うんです。(笑声)めっちゃいいって皆言いました。10人が10人、100%の回答率で、これはぜひ子どもたちの声も、市政も10周年、次の10年に向かっていくわけですから、姶良市も5校ありますが、こういったことも考えてもいいのではないかというふうに思いました。 画像ありがとうございました。実は、この素材が化繊などを入れることによって価格がすごく下がって、夏は開襟のワイシャツだけじゃなくて、ポロシャツもオーケーなんだそうです。これは保護者に大変喜ばれていて、洗濯もしやすいし清潔だということで、この大好評ということでございました。 昨日の同僚議員の質問も合わせ、慣習にとらわれず機能性や自分らしく生きてほしいとの思いにあふれます。選べる制服について、この写真を見て喜んだ中学生の顔、本当に記憶に残ります。天気や気分で制服を選びたい。時代に合っていると思う。制服は男女でも分かれなくてもいいと思う。スラックスだと自転車通学が楽になりそうです。めっちゃいいと、本当に喜んでくれました。県内の公立中学校で女子生徒のスラックス導入をされている学校というのはあるんでしょうか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(前田浩二君) はい、お答えいたします。 調べたところでは、県内の公立中学校では1校ございます。 ここは、小中一貫の義務教育学校になるタイミングでそういったブレザーを取り入れて選択制、スカート、スラックスの選択制を取り入れているというふうに伺っております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 先進地があられたんですね。しかし、この市としてやっていくっていう意味では県内初になる可能性もあるのではないかなというふうに思っております。 この福岡市の写真なども見ながら、男女共同参画課、そして教育長のご感想もお聞かせいただいてよろしいでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) ほかのまちはほかのまちでございますので、そういった豊かさを誇るまちでは、そういった対応ができているんだと思います。姶良市内の小中学校の児童生徒、ひとり親家庭というのは15.5%おります。そういう方々に、また、いわゆるセーラー服をブレザーに変えていくってのは、やっぱり5万円以上かかるわけですよね。そういう負担をかけるのかっていう話なんですね。 だから、議員はさきの議会では、生理の貧困で5人に1人は生理用品が買えないということを御指摘されましたけど、それには市としての今回の補正で対応をしていると思いますけれども、こういった親の、保護者のそういった経済的負担ということも考慮してできることならいいんですけども、そういうものを十分お考えいただきたいということで、本市としてそういったものを積極的に、福岡市のことは承知しております。承知しておりますけれど、積極的に取り組む気持ちは毛頭ございません。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(原口理恵君) お答えいたします。 先ほどの親子手帳もその一つかなと思います。 いろいろな考え方があって、違和感を感じるものを声に出す、そういう機会があること、そしてまたそれを大人たちが協議する、語り合う、そういった場面があること、そういったことが男女共同参画社会ということで大きく捉えると、大事な場面ではないかなあというふうに捉えております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 今回は2項目、SDGs17のゴールの中で「全ての人に健康と福祉を、質の高い教育を皆に、ジェンダー平等を実現しよう」という視点で質問をさせていただきました。 長引くコロナ禍が人々の心まで分断されようとしています。 あるエッセイで読んだ英国の中学校の期末試験で、他人の感情や経験などを理解する能力とされるエンパシーとは何かとの問いに、その書かれた方の息子さんは「自分で誰かの靴を履いてみること」と答案に書いた、という文章を思い出しました。 性差や価値観の違うものと向き合う勇気、そしてまた、その相手の痛みを想像する力こそ、今求められているのではないでしょうか。 また、今回様々なことも確認できました。 最後に、市長にこの2項目の所感を求め、質問を終わりたいと思います。 ◎市長(湯元敏浩君) 今の議論の全てについての所感ですか。 ◆1番(新福愛子君) どこの部分でもかまいません。制服でもかまいません。 ◎市長(湯元敏浩君) 制服でも。 姶良市として、子育て世代の方々がしっかりと生活できるように、これからも支援していきたいと思っております。 ◆1番(新福愛子君) 終わります。 ○議長(東馬場弘君) これで、新福愛子議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午前10時54分休憩) ○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時04分開議) ○議長(東馬場弘君) 一般質問を続けます。 次に、18番、小山田邦弘議員の発言を許します。 ◆18番(小山田邦弘君)     登      壇  午後のワクチン接種で繰上げになりました小山田でございます。よろしくお願いいたします。 オリパラも終盤に入ってまいりまして、いろんな意味でまた記憶に残る大会になるのかなというふうな感想を持っておりますが、この間にいろんなオリンピック、パラリンピックに関するエピソードに触れることができまして、戦前のロス大会において、乗馬、特に障害レースだったらしいんですけども、城戸俊三さんという方が出られたと。で、愛馬が19歳になる馬だったそうでございます。で、競技の途中で愛馬が体調が悪くなり、それを察した城戸選手は、馬から降りて競技をやめたと、失格になったと。しかし、それを察したのか、その愛馬が肩に首をもたれて、何度も頭を下げて、ごめんなさい、ごめんなさいといったようなものが、当時、話題になったそうでございます。 それを現地の動物愛護団体が顕彰すべきではないかという話になり、最終的には人権擁護団体が地元にある橋のたもとにレリーフを建ててくださったそうです。で、その2年後に太平洋戦争が始まるわけですけれども、城戸さんにも馬にも悪いことはないんだ、罪はないんだということで、そのままずっと顕彰をされて、今に至るということがあるそうです。それくらい動物と人とのつながりが人と人を結び、国と国のかけ橋になる、そういうこともあり得るんだというのを改めて感じたエピソードでございました。 今日は、そこまで大げさではございませんが、この地域の中でも、そんなようなことが生まれたらいいなというのを期待して、議会自ら出しました条例について、それから、これからの地域づくりについてお話を伺いたいと思います。 質問事項1、姶良市人と動物との調和のとれた共生に関する条例について。 要旨1、条例の周知・認知について。 条例の制定からおよそ1年半を経ているが、市民への周知活動はどのようになされているか。また周知、市民の認知は、どの程度進んでいると考えるか。 要旨2、条例の運用について。 条例の制定と機を合わせるようにして、動物の同行避難施設を設置したり、今年度においては、どうぶつ基金「さくらねこ無料不妊手術事業(行政枠)」に参加するなど、条例の施策的運用が進んでいる。これまでの取組状況と今後、条例(の目的・基本的な考え方)が生かされるであろう分野があれば示せ。 要旨3、暮らしの変化について。 条例の制定前と比較して、動物に関する苦情や問合せ、同行避難の要望などで市民の声に変化は見られるか。また、新たな要望等は生じていないか。 質問事項2、コンパクトシティ構想について。 今後のまちのシンボルとなる庁舎建設が具体化し、コンパクトシティ構想をベースにしたまちづくりが動き出すが、改めて今後のまちづくりのイメージを示せ。特に、加治木・蒲生の両地域の今後の目指す姿を示せ。 最初の質問は以上です。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  小山田議員のご質問にお答えします。 1問目の姶良市人と動物との調和のとれた共生に関する条例についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 本市においては、この条例の基本理念である人と動物との調和のとれた共生社会の推進について、動物を介しても人と人が暮らしやすい社会にのっとり、市と市民及び飼い主の責務を明らかにすることにより、人と動物との関わりから生じる諸問題に対して予防等を含めた対策が必要であると認識しております。 この条例の制定を受けた具体的な取組としては、姶良市公益財団法人どうぶつ基金さくらねこ無料不妊手術事業・行政枠事務取扱要綱を本年7月から施行し、ホームページ等で広報に努めております。 この動物基金の行政枠の利用については、相談等はございますが、現時点において当該基金を利用して不妊や去勢手術を行った事例はありません。 今後もこの条例の定める市や飼い主の責務や遵守事項について周知を図ることが重要だと考えております。 3点目のご質問にお答えします。 条例を制定する前と比較すると犬・猫に関する様々な情報が多く寄せられるようになっており、これからも保健所、動物愛護センター等と連携して対処してまいります。 災害時におけるペットの同行避難につきましては、市のホームページに避難の際の注意事項等を掲載するとともに、防災訓練等でペット避難を訓練項目で取り入れるなど飼い主への周知を図っておりますが、大型犬の受入れや対象避難所の増設を望む声もあることから、今後、調査・研究してまいります。 次に、2問目のコンパクトシティ構想についてのご質問にお答えします。 本市では、市街地の範囲や都市機能の立地をコントロールしながら、将来的な人口減少社会に耐え得る住みよいまちづくりを形成するため、平成31年3月に姶良市立地適正化計画を策定しました。 この中で、姶良・加治木・蒲生の3地区の各庁舎周辺を中心拠点に、校区コミュニティ協議会の事務所周辺等を生活拠点に設定しており、今後のまちづくりのイメージとしては、それぞれの拠点を交通軸により結びつけて連携を図る多極ネットワーク型のコンパクトシティをイメージしております。 加治木地区については、都市機能を都市の中心拠点や生活拠点に誘導し集約することにより、公共交通等で多様な都市機能を利用できる利便性の高い地域を目指しております。 また、蒲生地区については、総合支所を中心として日常サービス機能や公共交通等の維持・確保を図り、蒲生特有の歴史やまちなみを兼ね備えた既存の居住環境を維持することを目指しております。 以上、お答えといたします。 ◆18番(小山田邦弘君) それでは、再質問してまいります。 まず、動物愛護に関することですけれども、ご答弁もまとめてあるので、まとめながら質問を繰り返してまいります。 まず、答弁書にありますように、人と動物との関わりから生じる諸問題に対して、予防等を含めた対策が必要であると認識しておりますという答弁をいただきまして、実は、非常にほっとしたというのが最初の感想でございます。大事に思ってくれているかなというのが私の中にありまして、最初にこの文書が来たときに非常に安心をいたしました。 それから、ずっと追ってまいりますが、どうぶつ基金の行政枠を夏始めたということで、これも非常にありがたいお話なんですが、現在では、問合せはあったけれども実際に手術に至った例はないということですけれども、この至らなかったような理由というのは把握されておられるでしょうか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 今年度になりましてから、お電話で複数の方々からどうぶつ基金の利用に関しましてのご相談がございました。そのときに、このどうぶつ基金の要綱を定めておりますので、そういった説明、そして、行政枠と併せまして、一般枠、そして団体枠というものがありますというようなことをご説明いたしましたところ、分かりましたということで、その後は行政枠での利用ということは、まだ利用には至っていないところであります。おそらく、一般枠というところで、個人でチケット20枚、そして、団体枠というところで40枚のチケットを利用することができますので、推測なんですけれども、そちらのほうをご利用になってから行政枠のほうにご相談に来られるのではないかというふうに考えているところです。 以上でございます。 ◆18番(小山田邦弘君) まだ始まったばかりですけど、そんなふうにして現状をずっと把握しておいていただいて、うまく利用されるようにコントロールしていただければ幸いだなというふうに思います。 それから、続いて答弁書に基づいて質疑をしてまいります。 今後もこの条例の定める市や飼い主の責務や遵守事項について周知を図ることが重要だと考えているということですけれども、具体的に何か周知活動があればお示しください。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 条例が制定された際に、条例ができましたというチラシをホームページに掲載いたしました。また、市内の動物病院のほうにも配布をしております。そして、狂犬病予防接種機関におきましても、そういったチラシを配布をしているところでございます。そういった周知を現在のところ図っております。 以上でございます。 ◆18番(小山田邦弘君) 私もいろんなところでしゃべるようにはしているんですけれども、質問しておきながらなんですけども、ただ認知が上がればよいかというとそうでもないんだろうと思うんですよ。基本的にこれは理念条例でありますので、あるということが知られてただけじゃ意味がなくて。この理念条例の難しいところがそこだろうと思っています。 本市の中で言うと、最上位の理念の一つに市民憲章というのがあるんですけども、市民憲章の中身はと言って私がここで座ろうとすると、みんなばたばたとすると思うんですよね。何が書いてあったっけと思うんです。それぐらい理念というのは、分かってはいるけれどもなかなか残ってはいないもんだろうというふうに思います。 要は、この条例の問題は、その理念がどのように政策に落とし込まれていくかということが私の中では大きいというふうに思っております。 考えてみると、同じように理念条例で子育て基本条例というものがございます。私はこれをつくるときから教育委員会の動きを見ておりますけれども、教育長が本当にあらゆるところで、あらゆる機会で、条例があるんだと、その中身が、ということをご自分もおしゃべりになるし、先生方にもまたそれを説明を求めるようなことをされて情報発信をずっとされておられました。 同じ理念条例という意味で、私はこれをお手本に、参考にしたいなというふうに思っておりますので、ぜひ、その子育て基本条例を、理念を具現化するため、それから認知を広げるためにどんなような取組をされたかということをご説明いただきたいと思います。 ◎教育長(小倉寛恒君) 今、子育て基本条例もどういうふうに理念条例ということで、理念条例というのは、どのように施策展開していくかという、そういう条例を生かせるかどうかというのは、単なるお題目に終わってしまうのか、あるいはその一つの施策の大きな基本的な考え方になっていくのかの境目になってくると思います。だから、特に議員発議で行われた条例なんていうのは、執行部がきちっとやっぱり受け止めて、そういった条例を施策として展開していくかどうかということにかかってくるのがまず一つあると思います。 それから、こういった理念条例、例えば子育て基本条例というのは、それぞれの学校で毎年4月の末から5月に行われて、まずここが今コロナ禍で2年間はPTA総会で開かれない状況がありますけど、PTA総会では、校長のほうから家庭教育の役割と責任、それから学校教育の役割と責任という条文を抜き出して資料を配付して読み上げている、そのことは毎年拳拳服膺しているというのが、これがやっぱり浸透の一つの地道な活動になってくると思います。なかなかそう簡単に2年や3年で浸透していくものではないと思いますので、あらゆる機会にそういったことをやっぱりやっていくことが大事なことかというふうに思っております。 ◆18番(小山田邦弘君) 今おっしゃられたとおり、非常に地道な活動をずっと積み重ねてこられていて、私もぜひそれを参考にさせていただきたいなというふうに思います。 それから、今教育長の言葉にもありましたけれども、議会発議で出た条例という、これが私も非常に懸念をしているところでございます。議会発議の条例ということは、この条例が非常に、この条例のユニークポイントだというふうに自負もしております。ただ、それがやはりウイークポイントでもあると私は認識をしております。憲法論議でもありますけれども、与えられたものなのか、自分たちでつくったものかというのはもっと似ているんじゃないかなというふうに思うんですが、行政が自ら発想して制定したものではなくて、議会が発想して制定をしたものが本当にうまく運用されるんだろうかという、懸念というよりは不安みたいなものがこの1年半やっぱりあるわけですね。 今、教育長おっしゃったように、子育て基本条例のように執行権者が発想して制定されたものは、やはり政策として具現化される可能性は大いに大きいだろうと。しかし、この議会がつくったものが本当にできるのかなと。 それもあったので、実は、仮の案をつくるときにも生活環境課、それから危機管理課にも一緒になって考えていただいたと。その成果が同行避難場所、それから今回のどうぶつ基金にもつながっているんであろうと信じたいところでございます。 で、実は残念ながら教育委員会にもお声がけしたんですが、所管が違うというふうに振られてしまいまして、話が進まなかったということがあったんですが。 しかし、それも私普通の反応だったよなというふうに思います。というのは、例えば議運の中でよくあるケースです。今回もあったんですけども、陳情が上がってきたと。それはうちじゃないでしょう、そちらでしょうみたいなやり取りがやっぱりあるわけで、その当時の教育委員会の反応もしかりかなというふうに思います。 ただ、これ制定をしましたので、私としては行政にその気になっていただきたいというふうに考えるわけです。 そういう意味では行政としてのこの1年間の評価というか──この条例に対するです──とか受け止め方というのが教育長もおっしゃいましたけれども、まさしく今日はそこを知りたくて非常に気になっているんです。所管部もそうですけれども、もしかしたら市長にもあられるかもしれませんけれども、その行政としてこの条例は今の時点でどういうふうに受け止めていらっしゃるのかという率直な声をお聞かせ願いたいなというふうに思います。言いにくければマスクもあるので小さい声でも結構です。お聞かせ願いたいと思います。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 先ほど申し上げましたように、条例を制定し、ホームページのほうに掲載したところでございますが、その後、相談件数というものが非常に増えてきております。 中身に関しましては、これまでもありました猫のふん尿に関する苦情でありますとか、子猫の保護に関する情報提供、猫の鳴き声が気になるといったような、今までもあったような相談ではございますが、その件数が非常に増えてきたというのがございます。それは、私どものほうといたしましては条例の周知がされ、住民の方々がより猫の適正な飼養に関する意識が高まったというふうに捉えているところでございます。 その条例に定める市の責務として、こうした相談があった場合には、現地に赴きまして相談された方々への対応、そして飼い主が判明している場合には飼い主のお宅にも行って、こういうお話が来ておりますということで適正な飼養に関するお願いもしているところです。 そこに対しましては、相談が多くなってきたということに対しましては、私ども、やはり市としても、何か対策を講じなければならないというふうに考えまして、今年の3月に飼い主の3か条というチラシを作成いたしまして、これは全戸回覧をさせていただいたところです。 そこで、飼い主3か条として、やはり猫は家の中で飼いましょうとか、不妊去勢手術をしましょう、名札をつけましょうというような飼い主の責務というものを皆さんに周知する目的で配布いたしましたところ、そこに関しましてはやはり反響がありまして、個人間ではどうしても角が立って言えないこともあるけれども、行政がこういうことをしてくれたので非常に助かったと、これからも頑張ってほしいというお声もいただいているところであります。 以上でございます。 ◆18番(小山田邦弘君) 非常にありがたいお話だなというふうに今お聞きしたところです。 多分、私が聞いたのが春先ぐらいだから、まだあれだったんでしょうね。猫を保護したんだけど、どうしたらいいんですかというふうなのを蒲生、姶良、加治木で聞いたと、相談をしてみたと。たら、3か所ともばらばらの答えだったとおっしゃったんです。多分、窓口も違ったろうと思うんですけれども、やはりそういう相談が増えてくると市としてのきちんとした対応が必要だと思うんですけれども、そういう応酬話法みたいなものできちんとしたものは、もう用意されているんでしょうか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) 加治木、姶良、蒲生で取り扱う係がございますので、相談が来た場合にはこういった対応をしましょうということで認識の統一を図ってはいるつもりでおります。 以上でございます。 ◆18番(小山田邦弘君) 恐らく、違ういろんなところに聞いたんでしょうね。統一された見解が示されていくことを望んでいきたいと思います。 それから、今いいように受け止めていただいて運用されていくことが分かって、非常にうれしいところなんですけれども、先ほど広めていくときにチラシをとかいうのがありましたけれども、他市なんかでよくある動物愛護週間でのフェアみたいなものがあったりするんですが、そういった取組は今後検討されていく予定はないでしょうか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 各種イベントにつきましては、県の保健所であったり、県の動物愛護センターのほうで様々なイベント等企画されていると考えております。そこへの私どもの参加というのも今後検討してまいりたいと考えてはおります。 以上です。 ◆18番(小山田邦弘君) これを申し上げたのは、実は私もそうなんですけれども、同僚議員の何人かがそうなんですが、保護活動をされている団体、あるいは個人の方から譲渡会の会場を探したり、あるいは譲渡会の会場をするのに市の施設を使いたいのでもっと料金を下げてもらえませんかみたいな相談があったりするんですね。そういう譲渡会に関するような相談、増えてはいないでしょうか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) 2年ほど前に譲渡会について動物愛護団体の関係者の方から開催する会場について問合せがあったというふうに聞いております。その際には市の公共施設をご案内したところでありますが、そのときに開催されたのかどうかは、ちょっと不明でございます。 譲渡会併せて動物愛護教室というのが霧島市にある県の動物愛護センターが毎週定期的に開催しておりますので、そういったところの案内というのをホームページをご覧になった方々はすぐに分かるように、サイトにリンクできるようにということをしているところです。 また、NPO法人の方々が主催する子どもたちを対象とした犬・猫の飼い方とか、動物福祉などを学び、動物と触れ合うことで命を大切にする心を育む動物愛護教室というのが市内の民間の事業所で開催されるという予定となっておりました。また、市のほうに後援申請がありまして後援をすることになっていたところなんですが、このコロナの関係で、当初9月、今週末に予定されていたんですけれども、12月に延期をされたということを聞いております。 そういった形で何らかの協力ができればということを考えております。 以上です。 ◆18番(小山田邦弘君) 先ほど、その県の動物愛護センター、実は県の動物愛護センターも外に出てやる会場を探していて、姶良市でもできないかなということをおっしゃっているんで、また連携して何らかの機会を設けていただきたいなというふうに思います。 それから、7月末にあったことをちょっとお聞きしたいんですけれども、蒲生地区なんですよ。ウォーキング中の男性が大型犬にかまれてしまって、足を6針縫うという事案があったんですけれども、そのこと把握されておられますか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) その事案については、申し訳ありません、把握していないところでございます。 ◆18番(小山田邦弘君) 教育委員会でもお聞きになっていないですよね。 ◎教育長(小倉寛恒君) 承知しておりません。 ◆18番(小山田邦弘君) 実は、これ警察も中に入っていただいたりした事案なので、今ご紹介したんですけれども、そういう連携もないということが分かったんですけれども、実は、その大型犬がおりから出て噛んじゃったんですけれども、通学路付近なんですよ、この犬舎があったのが。なので、夏休みだったからというのもあるんですけど、もしこれ大人の男性じゃなくて子どもだったらというのを考えると怖いなという話に地域の人たちでなりまして、何かこういう事案があったりすると、きちんと情報共有したり、あるいは飼い主に指導をするようなふうにして、この条例を使えないもんなのかなというふうに思ったりしたんですけれども、何かそういう、何年か前は加治木校区でもそういう大型犬が逃げちゃったというニュース、テレビにも流れたぐらいのことがありましたけれども、何かそういうのを市として共有するような仕組みは考えられないもんでしょうか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 そういった事案の際には保健所と警察と連携して、捕獲であったりとか、そういうことを今しているところでございます。過去にもそういう事案もありましたが、やはり関係機関と連携を取って対応したという経緯がございます。 以上です。 ◆18番(小山田邦弘君) できれば、せっかく条例があるので、市ももっと積極的に市民の安全・安心につながることなんで関わっていただきたいなという要請をしておきます。 それから、暮らしの変化ということで言うと、この定例会ずっと言っていますけど、コロナコロナと出てきて、コロナがあれするとペットが増えているみたいなニュースを見たりするんですけど、本市はどうですか。ペット増えたりしているものでしょうか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 市が把握できるペット数は、狂犬病予防法において登録義務のある犬の登録数で、令和2年度で4,323頭でございます。令和元年度に比べますと、令和元年度が4,249頭でございますので、若干増えているという状況でございます。 猫に関しましては、登録制度そのものがないため把握できない状況ではあります。ただ、猫は全国のペットフード協会による調査の結果では、猫は犬の約110%となっているので、その数字を姶良市に当てはめると、猫は4,700頭ぐらいはいるのではないかというふうに考えております。 コロナ禍でやはり不要不急の外出を控えてご自宅にいる機会が多いということで、ペットを飼われる方々が増えているということは聞いているところです。 以上でございます。 ◆18番(小山田邦弘君) コロナでペットとの暮らしがまた変わってきているという一つの例があって、熊本でコロナ感染した男性がホテル療養を拒否して数日後に亡くなられたと。拒否の理由が猫がいるからということだったというのがありましたよね。結局、猫は新しい飼い主のところに行ったんですけれども、男性は残念ながら亡くなられたということで、熊本では今、公的支援が必要なのではないかというような議論があるということが伝わってきているわけですけれども。 これ、よその県の話じゃなくて、姶良市でも私はあると思うんですよ。例えば、大雨のときに避難所に行かない理由にそういうのもあるのじゃないのかなというふうに思うんですけれども、実際避難所に行かなかった理由とかを調べる中で、ペットとの関係があったりすることはないでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 実態としては把握はしておりませんが、そのようなケースは多分にあろうかというふうに考えております。 以上です。 ◆18番(小山田邦弘君) 本市も独り暮らしの老人が増えております。それから、事あるごとに出てきますが、本市にゆかりがないけれども、本市で新たな生活を始めた家庭が増えています。ということは、そういう方々がペットと暮らしていると同じような問題に直面することはあり得るだろうと思います。何かをしてくださいと言いませんが、検討はしていただきたい、頭の中には入れておいていただきたいというふうに思います。 それから、ここで一つご紹介したい新聞記事がございます。皆さんももうご覧になったかもしれませんけれども、今回の一般質問、私本当、こう何かをしてくれというよりも本当にその気になっていただくためというのが大きな目的なんで、その気になってもらうための絵を今から皆さんの頭の中に植え付けていきたいなというふうに思います。 8月2日の南日本新聞でございます。 田んぼにはまった老犬あいちゃん、ご近所が連係プレー、救助し飼い主を見つけると。姶良市下名で7月中旬、田んぼで動けなくなっていた老犬が地域の連係プレーで無事飼い主の元に戻った。近くの山田中学校の教員が助け出し、校区コミュニティ協議会が家を探し当てた。救助から1時間程度のスピード解決に、関係者は地域のつながりあってこそと喜んでいるという記事が出まして、私はこれを見たときに、これがこの条例で描きたいものなのよねというふうに浮かんだんですよ。いい絵が浮かばないですか、頭の中に。 皆さん、理念だけだとなかなかだと思ったので、これを出したんですけれども、みんなハッピーじゃないですか。おばあちゃんもハッピーだし、先生方もうれしいし、コミュ協の会長さんも多分喜んでいらっしゃるでしょう。何より犬も多分喜んでいますね。こんな世の中に、こんな地域にしてほしいなというふうに思いました。 ぜひとも、何かこの条例を使って何かつくってくれとか、直ちに予算をつけてほしいとかということは申し上げる気はなくて、皆さんがこういうまちをつくりたいという意識を持って取り組んでいただけたら自然にこういう社会が、こういう一日ができるんじゃないのかなというふうに思うんです。 ぜひとも、こういう事案をたくさんつくってほしいなというのと、あと、こういういいニュースというんですかね、いいことというのを褒めたたえるというんですか、もうちょっとみんなに知ってもらえるような機会があったらいいなというふうに思うんですよ。条例で何とかではなくて、市報とかでこういう話も取り上げるとか、ぜひともコロナで傷ついている世の中を温めるような広報活動としてこういったものを取り上げていただきたいんですがいかがでしょうか。 ◎副市長(宮田昭二君) お答えいたします。 今回の議会におきましても、地域の在り方、自治会の在り方、まちづくりの在り方、様々なご議論をいただいているところでございます。 今、小山田議員からのご指摘がありました、心のほんわかとするようなまちづくりというのも非常に大事なお考えだろうと思います。本来、動物というのは野生化のものでございまして、それを人間のエゴで家畜化し、そして、さらには愛玩動物化したわけでございますので、野生動物も含め、愛玩動物も含め、人間が共生を図るというのは当然のことでありますし、さらにそのことによりまして、子どもたちに対しては情操教育も行えるわけでございますので、このいわゆる共生に関する条例、これは理念ではございますが、この理念を基に多様な議論、それから調和の取れた議論というのをしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆18番(小山田邦弘君) 大変心強いご答弁をいただきまして、また次からが楽しみになってまいりました。 私も、やっぱり自分たちで出したやつなんで、今回どういう形で一般質問しようかなと思ったんですけれども、あんまり一般質問で取り上げることなく、これが進んでいけたらいいなというふうに期待をしております。 それから、この答弁書の最後のほうに避難所に関しても幾つか声が上がっているというようなことが出ているんですけど、具体的にはどんなようなところからどんな話があったという事例があればお示しください。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 姶良市におきまして、このペット避難の同行避難というところにつきましては、昨年の4月から避難所運営マニュアルというものを作成しまして、それを市のホームページに掲載しているという状況でございます。 昨年のちょうど9月の大きな台風10号ですか、あれがあった際に姶良市外の方からお電話がありまして、市のほうのホームページを見たら加音ホールが避難所になっていると。姶良市外なんですけれども、ペットを連れて避難してもよろしいでしょうかというような問合わせがあったところです。当然、私どもとしては、市民であろうと市民でない方であろうと避難することには変わりはございませんので、どうぞご利用くださいと。ただし、それを使われる際は、市のホームページに掲載しているところをよくお読みになって、それに従って避難してくださいと。十分気をつけて来てくださいというようなことでお話をしたところでした。 結果的には避難はされなかったんですけれども、それ以外にもここの答弁にもありますとおり、大型犬というものもいるんだけれども、どのようにしたらいいだろうかというような問合せも、ここ最近ちょっと何件か来ているところでございます。ただし、この大型犬に関しましては、これもほかのまちにもちょっと聞いたんですけれども、これといった対策を取っているところは今のところまだないようです。強いて挙げますと、鹿屋市のほうがペットホテルをご利用いただけませんでしょうかというようなことで回答しているというようなことでしたので、姶良市のほうでもそういったところと話をして進めて、そういったときに災害時にそういった受入れが可能かどうかというところも含めて、今後ちょっと研究という形でさせていただきたいというふうに思います。 以上です。 ◆18番(小山田邦弘君) 市外からの問合せもあったりするということは、やっぱりどこかで誰かが見ているということだろうと思います。これがまた一つ姶良市の顔になっていけたらいいなと思います。私も教育長を見習って、地道に頑張っていきたいというふうに思います。 最後に、時間がなくなっちゃいましたけど、コンパクトシティのほうに移りますが、ここ二、三年はコンパクトシティの話を聞かなくなってしまったなというふうに思っていたので、出してみようと思ったんですが、加治木地区の今回の子ども館なんかも含めてというのなんかは、多分、立地適正化計画を敷いていたので出てくる予算だろうと思うんですよ。ということはやっぱり基本的には、そのコンパクトシティ構想というのは生きているんだなというふうに思って、今回出してみました。 子ども館、私反対しているようなんですけれども、今回の国から出てきたお金なんかを見ると、予算的には私が言っているように、予算というかお金の問題として言うと、庁舎と同じのでグロスになったわけなので、うまいこと見つけましたねという気がしているんです。場所とかそういうのは、また問題は別として、お金の話で言うと、庁舎と一体化することができたんだなというふうに私は理解をしています。 で、先日の決算の資料もいただきまして見てみると、改善されたとはいえ経常収支比率、やっぱり依然として高くて、固定費が大きいんだなというふうに思っているんですよ。ここの答弁の中では、人口減少社会に耐え得るまちづくりをするために、こういうコンパクトシティだとおっしゃっているんですけど、私はやっぱり本当、ただ人口が減るということだけじゃなくて、今のその行政が提供するインフラを維持するのに非常に苦しくなってきて、しかもそれが将来のほうがコストが高くなる意味では、コンパクトシティというのは財政面からの要請のほうが実はうちの場合大きいんじゃないかなというふうな気がするんですけれども、財政面から見てもこれ、もう、すぐ手を打ちたいというふうに考えてる構想ではないんでしょうか。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 コンパクトシティ構想はこれまで話がある中で、やはり10年ほど前に合併がありまして、その合併後の新しい姶良市のまちづくりを考える中でやはり出てきたものであると考えておりますし、今議員仰せのとおり、その財政面というところが、やはり各自治体においても収入が減っていく、人口減少とともに収入が減っていく、行政需要は多い。一番はやっぱりインフラとかハードで言いますと、変わらないのは日本で言えば国道、姶良市でいうとその面積といいますか、山林があり、道路がありというそこの部分は変わらないわけですので、そこを管理していくもの、公共施設等総合管理計画なんかでは、その中の公共施設の建物という意識でありますけども、やはりそれだけの同じ地域の同じものをみんなで市民で維持をしていかなければならないということで財政側から考えますと、やはり非常に厳しいとその中でできないというような感覚の議論になってしまいますので、コンパクトシティ構想なんかはそこの側面というか、そこの内容ももちろん持ち合わせる中で、やはり市民の方々のその生活の利便性が上がると言いたいんですけども、せめて維持をする極端に落ちていかないためにどうすればいいかというようなところで考えられるものであると思います。もちろんその全ての地方公共団体において財政状況が今後厳しくなるというものは持ちながらというのは否めないところだとは考えております。 以上でございます。 ◆18番(小山田邦弘君) 財政面やっぱりそうだろうと思うんですよ。日本のコンパクトシティで富山とか青森とか出たりしますけど、あまりうまくいってないみたいな話を聞くのは、それ財政面の話がある一方で、実はその住宅政策が昔のままだっていうことがよく言われたりするんですね。というのは、日本は戸建率が高くて、持家率が高くて、しかもその家が一世代で終わっちゃうっていう消費期限が短いんですね。50年ぐらいで使い終わっちゃうんですね。結局2人だった夫婦が、子どもが生まれるって3人になるときに家を造って、4人に増えて、で、そのときがピークで人口密度が高いんですけども、もう20年もすると、また2人に戻って、30年後には1人、40年50年後にはゼロで空き家っていうのが日本の住宅政策の非常に問題点。それがいろんなところで地域全体でやっちゃってるんで空き家だらけの地域をつくっている、にも関わらず、日本の住宅政策は新しい家を造るということにお金をつぎ込んでいるんで、新築を造りながら実は空き家を造っているようなもんだっていうふうに言われるわけですよね。そりゃもう実際、蒲生地区の真ん中でも空き家がすごく増えているし、加治木地区もこないだ見たら真ん中で空き家がすごく増えている。空き家政策を空き家だけで見るんじゃなくて、やはり僕は全体で見たほうがいいんだろうなと思って、コンパクトシティにはそれを期待をしていたんですが、そういうの出てくるのかなっていうふうに今後も見ていきたいんですが、例えば、先日同僚議員の一般質問の中で土地開発公社の話がありました。私もまだ土地開発公社は姶良市ではすごく力を発揮してほしいと思っているんですけども、例えば、この空き家問題なんかでは、土地開発公社を土地再開発公社みたいな動きにしてしまうと、僕は空き家をうまく、空いた土地をうまく利用できると思うんですよ。ぜひとも再開発という意識で、このコンパクトシティをうまく、成功例とまでいかないでしょうけれども、どうせ庁舎を造ってまちをきれいにして新しくしていきたいんだっていうことであれば、ぜひその地域の価値を落とさないように、次の世代に渡せられるような再開発を期待をしたいと思います。 今日はちょっと私、ワクチン打たなきゃいけないので、あまり熱を上げないうちにきょうは終えたいと思いますが。 今回は、地域のお話もそうですけれども、何せ自分たちでつくった条例をうまく受け止めていただいて運用をしていただきたいなということが伝われば、私としては了としていきたいと思います。これで私の一般質問を終わります。 ○議長(東馬場弘君) これで、小山田邦弘議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。午後の会議は午後1時10分から行います。(午前11時55分休憩) ○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時10分開議) ○議長(東馬場弘君) 一般質問を続けます。 次に、6番、湯之原一郎議員の発言を許します。 ◆6番(湯之原一郎君)     登      壇  議場が以前と比べ、かなり明るくなりました。机上の文字もはっきりよく見えるようになりましたけれども、ここに立って、薄くなった毛髪がさらにはっきりと見えているのではないかとちょっと心配しております。ちょっと余計なことを申し上げましたが、議席番号6番、市政クラブ姶輝の湯之原です。 今、オリンピックに続いてパラリンピックが開催され、パラアスリートの熱戦の様子がテレビ等を通じて伝えられています。様々なハンディキャップを克服して競技に臨む選手の姿に、勝ち負けに関係なく感動を超えた神々しささえ感じる場面もあります。東京オリンピック・パラリンピックは、コロナ禍という今までに経験したことのない特殊な状況の中で開催になり、開催にも賛否両論様々な議論がありました。そのような中でも多くのすばらしい感動の場面に出会い、人々に勇気と感動を与えるスポーツの力を改めて感じることのできた東京大会になりました。 再来年2023年には、延期になっている鹿児島国体・全国身障者スポーツ大会が開催されます。早くこのコロナ禍が収束し、その頃にはコロナ感染の心配をせずにじかにスポーツのすばらしさ、楽しさに触れられる大会を迎えられることを期待するところです。 それでは、通告に従い、異常気象対策について質問してまいります。 地球温暖化の影響が顕在化する中で、様々な気象の変化が出現してきています。50年に一度というような表現がされていた災害事象が毎年のように発生しており、2030年までに有効な手だてを講じないと、加速度的に状況が悪化していくとの研究もあります。世界的に見ても、温室効果ガス削減のために各国で取組が強化されており、日本でも2050年までに温室効果ガス実質ゼロを目指すとしていますが、手後れにならないことを祈るばかりです。 本市における異常気象対応策について、様々な側面から質問してまいります。 まず、要旨1、8月に発生した秋雨前線による大雨も今までになかった事象と考えます。今後もかなりの頻度でこのようなことは起こり得ると考えますが、豪雨対策について見解を伺います。 要旨2、市民への災害時避難の意識づけに課題はないか伺います。 要旨3、異常乾燥による大規模山林火災が国内を含め、世界中至るところで発生が見られます。大規模山林火災への対応策は検討されているか伺います。 要旨4、夏季の猛暑による熱中症対策について、高齢者を含めた弱者対応についてお伺いいたします。 要旨5、異常気象の大きな原因は、温室効果ガス排出による地球温暖化が大きな要因と考えております。温室効果ガス排出抑制を目的の一つとして、市は環境基本計画、地域エネルギービジョンを策定しておりますが、市民ができること、行政として取り組むべきことについて、どのような見解を持っているかお伺いいたします。 以下は、一般質問者席から質問いたします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  湯之原議員のご質問にお答えします。 異常気象対策についての1点目のご質問にお答えします。 近年、地球温暖化が原因と考えられる様々な異常気象が世界各地で発生しており、日本でも集中豪雨や線状降水帯の発生など、豪雨による被害が多発しております。鹿児島県におきましても、昨年に引き続き、今年も大雨特別警報が発表されるなど、各地で甚大な被害が発生しました。本市におきましても、人命に関わるような大きな被害は発生しておりませんが、豪雨対策は、引き続き取り組むべき課題であると捉えております。 本市における豪雨対策としまして、まず、大規模洪水等による甚大な浸水被害に対し、地域の状況・課題・必要性、緊急性・要望などを総合的に判断しながら、河川改修・幹線用排水路・公共下水道及び住宅地等の排水対策の整備を進めるとともに、排水抑制や貯留機能等を検討し、都市防災を総合的に推進する必要があると考えます。 また、山地崩壊などによる土砂災害に対しましては、県等と連携し、市民の生命・財産を守るための砂防施設や治山施設の整備を推進することが必要であると考えております。このようなハード整備には、多額の予算と市民の理解を必要とすることから、今後、ソフト対策も含め一体的に検討してまいります。 2点目のご質問にお答えします。 国は、逃げ遅れによる被災者をなくすために、本年5月に災害対策基本法の一部を改正し、避難勧告と指示の一本化を図り、5月20日から適用しております。 本市では、6月4日午前2時30分、大雨により国道10号が通行止めとなる可能性があったことから、改正後の避難情報に基づく避難指示を初めて白浜地区に発令し、14人の方が避難されました。 また、8月11日からの大雨では、市内全域を対象に避難指示を発令し、8月17日午前10時には、7か所の避難所に最大32世帯、46人の方が避難されましたが、全体として避難所への避難者はそれほど多い状況ではなかったところであります。 今後も状況に応じた迅速な避難行動が、災害から身を守ることにつながることをふだんから認識していただくために、様々な情報発信に努めてまいります。 特に、ハザードマップに関しましては、現在、新たに見直された土砂災害警戒区域を含めたマップを作成中であり、本年度中に全世帯に配布することとしており、配布後は活用方法等について説明会を行う予定としております。 10月31日に実施予定の市総合防災訓練では、自主防災組織が主体となって行う住民避難訓練や避難行動要支援者施設の避難訓練も計画しております。さらに、地域ごとの危険箇所や避難方法、避難場所等を記した地区防災計画の策定を各自治会等にお願いしているところであります。 市としましては、今後もこのような事業や取組を継続するとともに、地域ごとに異なる災害への対応や避難、さらに支援を必要とする方への地域の果たす役割の重要性などを、出前講座等を通じて市民へ周知してまいります。 避難に関する情報は、防災行政無線や防災・地域情報メール、FM割込み放送、市ホームページなどでお知らせしております。さらに、今年度から避難所別の避難者数に関する情報を新たに防災・地域情報メールにより随時お知らせしております。今後とも様々な手段を活用して、気象や避難に関する情報等を迅速かつ正確に市民の皆様に伝達してまいります。 3点目のご質問にお答えします。 山林火災の特徴としては、空気の乾燥と強風などの気象条件が重なることで発生する火災旋風、また、地形状況により消火用水の確保が困難となる場合は、延焼エリアが拡大し、消火活動が長時間に及ぶ傾向にあります。予防的対応策としましては、人為的に火災を発生させないよう、山火事予防のポスターの掲示や車両広報、防災行政無線放送、防災・地域情報メール及びコミュニティFMによる注意喚起を行っております。 また、消火用水の確保が困難と想定される地域での火災においては、先般、姶良伊佐地区生コンクリート協同組合と締結しました消防用水等の供給支援に関する協定に基づく、支援協力をいただくこととしております。今後、協定に基づき、実際の火災を想定した連携訓練を展開してまいります。 さらに、姶良市内で大規模な延焼拡大火災が発生した場合は、鹿児島県防災航空隊及び自衛隊航空機による積極的空中消火が有効な消防戦術であることから、迅速な広域航空消防応援を要請してまいります。また、地上での消火活動は人海戦術が必要となりますので、的確に鹿児島県消防相互応援協定や緊急消防援助隊の応援要請などを行って対応してまいります。 4点目のご質問にお答えします。 熱中症は、乳幼児や高齢者、体に障がいがある方、持病がある方は、体温の調整機能等がうまくできないなどの理由から、特に注意が必要であります。 本市では、介護予防教室や乳幼児教室などで、室温調整や水分補給など、熱中症対策について情報提供をしております。また、保健師やケースワーカー、ケアマネジャー、民生委員等が訪問する際に、熱中症の予防について注意喚起を行っております。 例年、熱中症への注意が必要な時期に、広報紙や様々な機会を捉え広報を行っておりますが、今年度はコロナ禍の熱中症予防について、換気やマスク装着の注意等についても広報しております。 5点目のご質問にお答えします。 地球温暖化は地球規模で直面している喫緊の課題であり、市民、事業所、行政が一体となり地球温暖化防止に取り組む必要があると考えております。市としましては、市民向けに家庭の二酸化炭素排出量が把握できる環境家計簿や節電、エコドライブ、食品ロスについてホームページや広報紙に掲載し、周知・啓発を行っております。 また、市内環境施設の見学や子ども会、各種グループへの出前講座、分別指導員を対象としたごみの減量化、再資源化の説明会等を実施しており、これらには一定の参加が見られることから、市民の地球温暖化防止対策に向けた関心は高まっていると認識しております。さらに、再生可能エネルギーでは、太陽光発電システムの導入も年々増加傾向にあります。 次に、市役所の取組につきましては、地球温暖化対策実行計画に基づき、昼休みの照明の節電や冷暖房機器の温度管理、クールビズ、ウォームビズなどに取り組むとともに、温室効果ガス排出量の実績をまとめ、ホームページで公表しております。 公共施設の再生可能エネルギー活用につきましては、市内全ての中学校に太陽光発電設備を設置し、発電した電気は施設用電源や外灯として利用しております。このほかにも、自治会防犯灯のLED化への推進も二酸化炭素排出量の削減に寄与するものと考えております。 今後も市民や事業所と連携・協働し、次の世代によりよい環境を引き継ぐためにも、二酸化炭素排出量の大幅な削減に向けて、各計画に基づいた施策に取り組んでまいります。 以上、お答えといたします。 ◆6番(湯之原一郎君) それでは、再質問に入ってまいりますが、まず、1点目の豪雨対策についてでありますけれども、ご答弁の中ではインフラ整備が主に述べられておりますけれども、この中に「排水抑制や貯留機能等を検討し」というところがございますが、これは具体的にどういうことを言っておられるのかお答え願います。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 貯留機能というところの内容についてでございます。 河川の治水に関しましては、洪水の原因としましては一気に降った雨が流れていきまして、それを抑制するためには、下流側では河川幅を広く早く流す、で、水の供給については、なるべく時間を遅らせて洪水を防ぐという考え方が基本的にございます。 貯留施設と申し上げましたのは、上流側のほうで降った雨をなるべく早く落とさないように調整するという機能を持たせたことでございます。具体的には、施設としましては治水ダムといった形でダムを設けて、降った雨を一気に流さずに時間を少し稼いで流していく方法もありますが、現在検討されておりますのが、水田等を生かして、そこの貯留機能等を生かしてできないかといった流域治水という考え方が、今、国全体で進められております。 この取組の中で、流域というのが、集水域それから氾濫区域そこも含めた全体を捉まえて、河川管理者だけではなく、農業それから周辺の住民、その方を含めての取組としてプロジェクトを作成し実行していくと、取組が進められておりまして、一級河川ではこれがもう既につくられております。 県におきましては、今年度30水系でこのプロジェクトをつくっていくということが示されておりまして、本市に流れております川につきましても、この取組の中で検討を進めていくと、そういった貯留機能も含めて検討していくということでございます。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 私が今から述べようとしていることを、もうお答えを述べていただきましたが、実は、私は市議会議員になって、これまで3回の選挙を経験してきたわけですけれども、その中で、選挙の際に発行する選挙公報に「川上の安定なくして川上の繁栄はない」ということはいつも書いておりました。 やはり、川上でしっかりとそういう田んぼもあったり山もあったりすることで、川下の洪水を防いだりとか、そういう役目があるんじゃないかという思いを込めて、そういうことを今まで言ってきたわけですけれども、降る雨は人間の力では調整はできませんけれども、降った雨は川上で対策を講じることで、ある程度その水流は調整ができるんじゃないかと、先ほど言われました流域治水ということでしょうけれども、そのことで少し映像を交えながらお話をしたいと思います。 映像をお願いします。 美しい風景です。これは私の住む白男の風景ですけれども、このきれいな風景を見ていただくために出したわけでなくて、水田の貯水能力がいかに高いかということを理解していただくためにちょっとお示ししました。 これは田植前の水田の光景ですけれども、中央の太陽の映り込んだ水田は13a、1,300m2の面積です。これに、仮に10cmの水をためたとしますと、私の計算が間違いなければ130tの水を貯水することになると思います。10cmの水というのは、雨に例えると100mmの降水量になるということです。先ほど建設部長のほうで話がありました田んぼダムということですが、この田んぼダムというのは、この排水溝の堰板をちょっと工夫するだけで、大雨のときに通常より多くの水をためられ、また、雨がやみますと徐々に排水していって、急激な河川の増水を防ぐという役目があるわけです。これは、農研機構というところが田んぼダムの試験をした状況ですけれども、左が調整板がない田んぼ、右が調整板のある田んぼ、その周囲の貯水能力が強化されるということであります。 これは、そのしくみを図化したやつですけれども、通常の田んぼですと、田んぼにたまった水は、その堰板を超えてどんどん排水路のほうに排出されて、排水路の水位が上昇するわけですけれども、この堰板を少し工夫することによって水田にたまる水も増えますし、排水する水も徐々に排水していきますから、排水路の水位の急激な上昇を防ぐということになります。 これは、それを図に表したところですけれども、ためる水は多くなり、排水する水はゆっくりと排水するということで、そういうことを表しております。右側が田んぼダムを実施している田んぼで、急激な増水がないために周辺の水があふれ出したことはないと。左側は田んぼダムを実施していないところは、急激な増水で周りへの影響が出てくるというようなことであります。 映像は結構です。 田んぼダムの特徴を少しまとめますと、大雨のときに水田からの排水量を抑制できる。それから、雨が少ないときには、調整しないときと同じような排水状況となり、今までと同じような水の管理が可能である。現在使用している排水溝を大規模に改造しないで使用できる。約10cm程度の水をほぼ24時間で通常の水田の水位にすることができるというような特徴を持っているようですけれども。 先ほど部長の話では、そういうことは県下の30水系で計画されているというお話だったようですが、姶良市のほう、具体的にそういう計画はあるのでしょうかお伺いいたします。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 先ほどの答弁、少し説明不足でしたのでちょっと補足させていただきます。 今、県から示されておりますのは、全県内にあります160水系のうち30水系について、現在事業中の河川において、流水プロジェクトを今年度中に策定する方向で取り組んでいるという情報をいただいております。具体的に姶良市の中でのどの河川をしますっていうところは、まだ県のほうから情報いただいておりません。 ただ、姶良市内で、今、整備をしている河川としましては別府川がございますので、この辺を中心にこういったお話をいただいて、まず協議会を設置して、その協議会の中でそういったプロジェクトを農水関係の方とか皆さん集めて、協議会の中でプロジェクトを進めていくという形になるんではないかと思っております。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) ただいま、建設部のほうから回答いただいているわけですけれども、田んぼと言えば農林水産部が関係あるわけですけども、農林水産部のほうではそういう検討といいますか、今までしたことはないのか、その辺りちょっとお伺いしたいと思います。 ◎農林水産部長兼蒲生総合支所長(田代信彦君) お答えいたします。 田んぼダムにつきましては、大雨時の洪水被害軽減を目的に、一時的に雨水を田んぼに貯めてゆっくりと時間をかけて排水することで、下流域の洪水被害を軽減するということは十分分かっております。 やり方としましては、田んぼのあぜをちょっと上げないと、先ほどの図面でありますように、洪水で雨水が上がっている場合は、あぜを越水してのり面を壊すというのもあります。 また、田んぼに水を貯めている場合は、ジャンボタニシの関係も出てくるわけです。それで、その辺の関係で、地域でまとまった面積を一体化して取り組む必要がありまして、そのためには農家の皆様の協力、理解が必要になってくると思っているところでございます。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 農林水産省が、土地改良長期計画というのを令和3年から7年度分を発表しているわけですけれども、この中にも政策課題として、農業・農村の強靭化という中で、政策目標を「頻発化・激甚化する災害に対応した排水施設の整備、ため池対策や流域治水の取組等による農業・農村の強靭化」という目標を立てました。この中に、田んぼダムに取り組む水田の面積を、現在、全国では20万ha、田んぼダムに適した水田があると推計しておりますけれども、これを5年後までに約3倍にするという目標を設定しているようです。姶良市でも今、山間地域で基盤整備が進んでいるところがあると思うんですけれども、そういう基盤整備をする際に、同時にそういう田んぼダムにできるような施工というのは考えられないものでしょうか。 ◎農林水産部長兼蒲生総合支所長(田代信彦君) 県の区画整理関係をやっている関係ですので、担当課長に答弁させます。 ◎農林水産部耕地課長(池江睦美君) 耕地課の池江です。よろしくお願いします。 今、取り組んでいる圃場整備でできないかということですが、あぜを通常よりも高く大きくしますので、その分農地の面積が少なくなります。そうしますと、稲の収量も少なくなってきたりしますので、その辺は農家の皆さんのご理解が大変重要になってくると思いますので、なかなか厳しいのかなという面もあります。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 「言うは易し行うは難し」という言葉があるように、提案することは簡単なんでしょうけれども、実際やるとなると、なかなか難しい面があると思います。実際、現在、畔塗り機という機械ができてます。我々も使ってますけれども、それであぜを補強する機械があります。それを毎年使うことによって、かなり畦畔の強度が増していくと考えているところで、あとは排水溝に少し手を加えれば、現在ある農地でもそう難しいことはないような気がします。 ただ、農家の方々の理解をどう得るかということは、一つの大きな問題だと思いますけれども、豪雨対策の一環として今後提案できる場面があれば、ぜひ提案していただきたいと考えているところです。 次に、さらにこれに輪をかけたような夢みたいな話を今からしたいと思います。 ちょっと映像をお願いします。 山間地にある耕作放棄地の画像ですけれども、山間地域にはこういう耕作放棄地がたくさん広がっておるのは、皆さんご承知のところと思います。 映像ありがとうございます。 私の家の前を前之郷川が流れております。いつもその川の様子は気になっているわけですけれども、大雨が降ったときの川の増水の仕方が、今と昔では大きく違ってきているように感じています。私の子どもの頃の川は、大雨が降っても徐々に増水し、雨がやむと徐々に減少していったような記憶があるわけですけれども、ある時期から、大雨が降ると一挙に増水し、減り方も早く、長く雨が降らない渇水期になりますと、流量が極端に少なくなって、水田の用水を確保することも心配するような年が出てきます。 これはどういうことが原因かと自分なりに考えたんですけれども、やはり川上の貯水力がなくなってきているというのが大きな原因だと思います。その川上の貯水力というのは、やはりその山間地域の水田がほとんど作られなくなってきているのが原因ではないかと、そのようなふうに考えるところです。 ある私たちの議会の先輩の方から、こういうことを考えたらどうかということをちょっと提言をいただいたので、それをお話ししたいんですが。 山間部にある耕作放棄地を、作業効率が悪いとか生産性の面でかなり問題があり、また、耕作者が高齢化して再び水田として耕作することは難しいであろうと。そういう中で、水田跡を田んぼダムとして活用できないというご提言でした。もちろん、そのままでは活用できませんので、土手を補強したりとか、年に数回は草刈りも実施しないとならないと思いますけれども、この管理を土木業者なり、あるいはそういうことのできるNPO法人とかあれば委託して、これが一つの産業になるのではないかというお話です。もちろん、これは財源が伴いますので、姶良市でということはもうできないことですけれども、やはり国に腰を上げてもらわないと実現は難しいものだろうと考えます。 ただの絵空事のように思われるかもしれませんけども、水害を防ぐという観点で見れば、必ずしも絵空事ではないんじゃないかと。なので、私たちの会派も年に1回上京しまして、中央省庁や国会議員の下に陳情に訪れますので、そういうところで、こういう考えはどうかということでお話をしていきたいと思うんですが、市長も国への働きかけをしていただきたいと思いますが、今、私が申し上げたことについて、どういう所感をお持ちかお伺いいたします。 ◎市長(湯元敏浩君) 大雨や長雨が続くと、一番心配するのが川の氾濫、そしてまた人家に対する土砂崩れが一番心配されることでありまして、何とか自然の猛威を毎夏ないようにと思って、今、インフラも用排水路等々整備している途中でございますが、今、議員がおっしゃった川上を制するという考え、このような考えを基に、姶良市で今4つ、5つの川があります、その川上に活用していくという考えは非常に賛同できるところもあります。ですので、私も毎年何回か上京して陳情しておりますが、その中の一つとして、様々な場面でお願いをしていく要素として考えてみたいと思います。 ◆6番(湯之原一郎君) 前向きなご答弁をいただきありがとうございます。ぜひ、そのような方向でお願いしたいと思います。 それと、川上の保水能力ということで、やはり山林の維持というのは、非常に大事なことだと思いますが。 映像お願いします。 以前から問題になっております山林の伐採や土地が放棄された状況ですけれども、最近は大分再造林も増えてきまして、こういう状況というのも少なくなっていく方向ではないかと、期待はしているところですけれども、やはりこういう場所が増えてくると、一挙に河川に雨水が流れ込んで、やはりこれも洪水の原因となると思います。 で、再造林、私自身も少しの面積ですが再造林をしたんですけれども、せっかく植えたのに、よく分からないかもしれませんが、これは杉の苗木を植えて3年ぐらいたったやつなんですが、新芽を鹿に食われてちゃんとした成長をしていない状況なんです。こういう状況があると再造林の意欲も薄れてきますし、ぜひ、こういう鹿対策もやっていただきたいと思っているところです。これはもう時間がありませんので答弁いただきませんが、今日は林務課長にわざわざ来ていただいたのは、こういう状況もあるというのをしっかりと見ていただきたいという思いがありまして、来ていただいております。 映像ありがとうございます。 大分時間を……。議長、続けます。 ○議長(東馬場弘君) 続けてください。 ◆6番(湯之原一郎君) それでは、2番の市民への災害時避難の意識づけに課題はないかということで、質問しておりますけれども、答弁の中で、避難所への避難者はそれほど、これは8月11日からの大雨で8月17日の状況ですけれども、避難所はそれほど多い状況ではなかったというご答弁をいただいておりますが、この原因をどう考えておられますかお伺いいたします。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 今回は長雨ということで、全員協議会の中でもご説明申し上げましたとおり、さほど強い雨というものは姶良市では観測されませんでした。実際そのような状態でした。しかしながら、長い雨が長きにわたって降ったということで、どちらかというと、土砂災害というものが非常に懸念されたところでございます。ですから、市民の皆様には避難指示、あるいは高齢者等避難を呼びかける際に、山間部にお住いの方であったりとか、山沿いにお住いの方は早めに避難してくださいという形で、特にという形で呼びかけをしたところでございました。 しかしながら、山間部の避難所を含めて開設したんでしたけれども、なかなか山間部のほうの避難所というところは、避難者がいない状況というようなところが見受けられたところでございます。一つには、これは考えられる原因としましては、長年の経験といいますか、その方の、このぐらいの雨だったらまだ大丈夫だろうとかいうところも、意識的にはあったのではないかなあというふうに考えているところです。 しかしながら、この長雨の直前に静岡のほうで土石流災害が発生したというあの状況を見ますと、心配だというところでの問合せというのは、何件かあったというような状況でしたけれども、先ほどの答弁にもありましたとおり、この辺りの意識というものを今後、危機管理として市民の皆様にやはり変えていただかないといけないのかなと、そこら辺りの意識づけというところを周知していかないといけないのかなというふうに考えているところです。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 私なりの考えですけれども、今まで予算を投じましてパーティションとか段ボールベッドなどの設備を設置してきているわけですけれども、そのあたりの情報も不足しているんじゃないかと。やはり、昔ながらの避難所の情景を思い浮かべて、床の上に座ったりとかそういうのが嫌だなというような、そういう市民の方々の思いもあるんじゃないかと思うわけですけれども、その辺りの情報発信というのか、そこをもうちょっとやるべきではないかと思うんですが、その辺りはどうお考えでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 昨年からコロナということで、議会のほうでも予算をいただきまして、パーティションであったりとか、あるいは段ボールベッド、こういったものを購入させていただいて、今回開設した12か所の避難所というところには、少なからずそのものというものはもう配備は終わっているところです。しかしながら、議員仰せのとおり、どこの避難所にはこういうものはそろっているよというところに関しましては、情報として発信していなかったという点があるかと思いますので、今後、その点は何らかの形で情報発信というところに努めてまいりたいというふうに考えます。 ◆6番(湯之原一郎君) 映像お願いします。 これは、先ほど答弁の中にもありました防災地域メールによって、避難所別の避難者数に関する情報を今年度から発信しているということで、8月17日の部分をここにちょっと映し出しておりますけれども、この表を見まして2つ疑問に思ったことがあります。 1つは、高齢者等避難準備情報が出た際と避難指示が出た際の避難所数と定員数が全く同じで、避難指示というのは全市民に出るわけですから、かなりの人数になるとは思うんですが、今回の場合は、先ほど申されたような状況だったので、これだけにされたのかもしれませんけれども、やはり高齢者避難準備情報と避難指示が出た場合は、避難所の数も定員も本来ならば変わってくるんではないかという思いもするところなんですけれども、このことについて、この避難所の開設数と定員数については、どういう形で決めておられるのかお伺いいたします。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 先ほどの答弁でもございましたとおり、今年の5月20日から避難に関する情報というものが大きく変わりました。その中で、高齢者等避難、ここまではレベル3、ここまでは一緒なんですが、次にレベル4が避難指示と勧告というものが一本化されて、逃げるタイミングというのは、この2つしかないですよという意味合いになるかと思います。ここまでの間には必ず身の安全を確保してくださいという意味に、今回はより分かりやすくということで、国のほうもここの改善を図ったところです。 まず、高齢者等避難というものは、時間を追うごとに災害の状況は悪化していくであろうと予想される、そのためには、高齢者であったりとか体の不自由な方、避難に時間を要する方について、まず先に避難をしていただくということで、こちらのほうを先に発出するということです。 次に、また状況がさらに悪化してくれば、当然レベル4の避難指示というところに格上げをしていきます。ただし、先ほどおっしゃられた避難所の数に変更はないじゃないかということでありますけれども、あくまでも、これはその災害、災害の状況に応じてというところになりますので、今回の8月11日からの大雨に関しましては、先ほども申しましたとおり、気象台と我々は1日に二、三回ほどやり取りをして、姶良市の状況はどうなんですかと、今夜、夜中降るんですかとか、あるいは明け方降るんですかとか、降る量とすればどれぐらいですかというような様々な情報を得て、なおかつ様々なデータ等を見て、今後の雨の降り方、災害はどこでどのようなのが発生するだろうかということを予測しながら、避難所というものは随時開設していきますので、今回に関しましては、この12か所の避難所で今のところ大丈夫だろうということで、指示であっても、高齢者等避難についても避難所の数というものは、変更しなかったというところでございます。 ◆6番(湯之原一郎君) よく分かりました。 避難所について、さらにもう一点お伺いいたしますけれども、現在、福祉避難所ということで、前からいろいろ議論があるところですけれども、話があるところですけれども、この福祉避難所の開設状況についての情報提供というのは、どのような形で行っておられるのかお伺いいたします。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) さきの議会でも一般質問の中でありましたとおり、国のほうでそこら辺りの見直しというのも全国的にやりなさいということで、指定福祉避難所ということで、一般の方が利用できないと言ったらあれですけれども、それとは別に、その体の不自由な方が、直接そこの避難所に行くという形での指定福祉避難所というものを今、現在まだ選定中でございます。 したがいまして、今、姶良市としての福祉避難所、旧来からの福祉避難所というところになりますと、姶良市の民間社会福祉協議会ですか、そちらのほうで宿泊を伴うような施設として開設できるかどうかというところを、必要な場合は連絡を取り合い、そこのほうで、その施設のほうが開設できますよということで了解を得た場合は、そちらのほうをご案内すると、なおかつ、そこにも職員が入っていくというような形で今、取っておるところです。 しかし、そこにつきましては、先ほど申しましたとおり今、見直し作業を行っているというような状況です。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) それでは、3番目の異常乾燥による大規模山林火災についてのところに入ってまいりますけれども、これは消防庁の統計ですけれども、最近5年間のその山林火災の状況というのが、これは全国的に見た場合ですけれども、1年間に1,200件発生して、焼失面積が約700ha、損害額が3億6,000万円ということになっております。これを1日当たりに換算しますと、全国で1日3件、2haの森林が燃えていると、100万円程度の損害が生じているというような統計資料がございますけれども、姶良市内における林野火災の発生件数について、把握しておられればお示しください。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 議員のほうからは、山林火災ということで、まずご質問いただいているわけですが、消防のほうでは、山林原野等で発生いたしました火災につきましては、消防統計それから災害報告で、総称して林野火災として取り扱っておりますことから、林野火災ということでお答えさせていただきます。 ただいまご質問のありました過去5年間の林野火災の発生状況についてでございますが、平成28年中が1件、29年中はゼロ件、平成30年中が3件、令和元年中が3件、令和2年中が5件、計12件の林野火災が発生しているところでございます。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 計12件ということですが、その中でいわゆる大規模火災とまでは言わなくても、焼失面積が広かった火災というのは、その12件の中にはありましたでしょうか。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 今、件数を申し上げましたけど、焼損面積につきましては、この5年間で136a、1.3haですね。損害額が12件で26万2,000円となっております。 したがいまして、大きな被害の火災というのは、ないというふうに認識しております。 以上です。
    ◆6番(湯之原一郎君) テレビ等を観ますと、今、全世界で異常乾燥とかで、かなりの面積を焼失している映像がありまして、日本でも昨年ですか、一昨年でしたか、600haを延焼したという大規模な山林火災も発生しておりまして、まだ姶良市ではそういう事例はございませんけれども、こういう異常気象の状況下では、いつ起きてもおかしくないのではないかというふうな思いをしているわけです。 私が幼い頃、私の家の前の山林が山火事になりまして、沈火するまでやはり三日、四日かかったような気がします。夜も赤々と燃え続けて、その光景がまだいまだに忘れられないこともあって、やはり山林火災については、いつも気をつけているところです。 これも消防庁の資料ですけれども、林野火災特別地域対策事業というのが、あるというふうに載っているわけですが、全国的に38都道府県の514市町村にあたる234地域において、この事業は実施されているということで、この事業計画を立てますと、様々な事業を導入できるわけですけれども、消防施設等の整備とかいうこともできるようなふうに書いてありますが、姶良市はこういう林野火災特別地域対策事業はどういうふうになっているんでしょうか。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 議員お尋ねの林野火災特別対策事業につきましては、これは林野占有面積が広く、林野火災の危険度が高い地域におきまして、関係市町村が共同で事業計画を策定し、火災予防それから火災予防の見地からの林野管理、消防施設等の整備、火災防御訓練などを行うものであります。 昭和45年度から、総務省消防庁と林野庁が共同で事業推進を行っているものと認識しております。また、姶良市では、この事業の実施要件の林野占有率が70%以下ということ、それから過去5年間の林野火災件数と実施要件の数字を下回っていることから事業対象外となっております。 しかし、事業対象外となっておりますが、効果的な林野火災対策を推進するために、現在、本市で実施しております林野火災予防の啓発活動それから訓練等も、今後も継続して、実施してまいります。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 火災が起きたから、いろいろ、ばたばたするという言い方はおかしいかもしれませんけれども、ある程度その林野火災なら林野火災に対して、事前の計画を策定するということが、大事であるというようなことがありますけれども、例えば、林野火災消火活動図というのがあるということで、等高線図に通行可能道路、使用可能水利、林境防火帯、点在集落、ヘリコプター離発着場、消防施設などを表示して、活動図を作成し、日頃から徹底した調査で実態を把握しておくことが、大事であるというようなことがあるわけですけれども、この林野火災消火活動図というものは、作成してあるんでしょうか。 ◎消防長(米澤照美君) ただいまのご質問につきましては、次長のほうが答弁いたします。 ◎消防本部次長兼警防課長(岸園克己君) 警防課の岸園でございます。よろしくお願いいします。 ただいま議員仰せの活動図等計画はございません。ただし、消防本部では各種火災における活動指針、活動基準を消防本部内の消防計画で定め、それに基づいて訓練等を実施しております。今後も引き続き、訓練等で火災の対応をしたいと思います。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) ちょっと、時間配分がまずくて、結局最後まで行き着けないような状況です。 熱中症対策について1点だけお伺いしたいと思います。 今年度から、熱中症警戒アラートというのが出るようになったと思うんですが、こういう情報を流すということは、非常に大事なことではないかと、熱中症も災害の一つであろうと思うわけですけれども、この熱中症警戒アラートについて、どういうような活用をされているのか、それを1点お伺いいたします。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 熱中症アラートにつきましては、議員仰せのとおり、今年の4月28日から気象庁が発表するというようなことに、これにつきましては、鹿児島県の気象台から県の防災情報システムを使って、各市町村のほうの防災担当のほうにも流れてきております。 ただし、今現在のところこれがありましたよ、というところで市民への周知というところは今現在やっておりません。それで、議員仰せのとおり、熱中症というのも一つの災害というふうに捉えて、今後また、この県から来た情報を防災・地域情報メールであったりとか、あるいは消防のほうの警ら活動の中で、市民の皆様に熱中症に十分気をつけてください、アラートが出ていますということで、広報活動を行っていきたいというふうに考えているところです。 以上です。 ◆6番(湯之原一郎君) 若い人たちは携帯を、若い人というか、ある程度の方々までは携帯電話を持っていらっしゃいますから、その中に、警戒アラートが出るようになるアプリもあるようですけれども、一番影響を受けやすいお年寄りの方々がそういう情報を受け取れないというのは、やはりちょっと理不尽な面もありますので、非常に緊急な場合であれば、防災無線でも使って、気をつけてくださいということぐらいは放送してもいいんじゃないかと思いますが、その点をお伺いして、私の質問を終わりたいと思います。 ◎総務部次長兼危機管理監(原口浩幸君) 仰せのとおり、場合によっては、防災行政無線、あと、あいらびゅーFMというところも同じように情報を提供して、放送の中で、パーソナリティーが何回も昼夜を問わず、呼びかけるという方法もあろうかと思いますので、そこにつきましては、また、あいらびゅーFMとも、いろいろ話を詰めていきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(東馬場弘君) これで湯之原一郎議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午後2時09分休憩) ○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時20分開議) ○議長(東馬場弘君) 一般質問を続けます。 次に、4番、峯下洋議員の発言を許します。 ◆4番(峯下洋君)      登      壇  皆さん、こんにちは。松原なぎさ小校区、9区3班、松原上自治会、市民くらぶ、議席番号4番、峯下洋と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、通告に従いまして進めていきたいと思います。 質問事項1、自治会運営の在り方について。 現在は、姶良市への転入者がいても、自治会への報告は本人の意思により行うことになり、新規加入者の伸び悩みが顕著に表れている。 そこで、以下について問います。 要旨1、このような自治会の支援策はあるか。 要旨2、自治会員が負担している各種の負担金は、同じ地域に暮らしながら未加入者の負担金はゼロであるが、このことについてどう考えるか。 要旨3、自治会加入の妨げになっている要因に、加入メリットがない、役をさせられるのが嫌との意見があるが、このことをどう考えるか。 要旨4、例えば、自治会費を廃止して、仮称校区コミュニティ税として集金する方法などは考えられないか。 今回、市民くらぶでは、市内の303自治会の会長さんにアンケートをお願いしました。その中で返却があったのは171自治会の方が返却していただきました。いろいろお世話になりました。このことは、今、集計はできたんですが、その他のご意見ということで結構書いてくださっていますので、それが精査できたら、また順次お知らせしたいと思います。 以上です。あとは一般質問者席から行います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  峯下議員のご質問にお答えします。 自治会運営の在り方についての1点目のご質問にお答えします。 本市における自治会支援策として、市民課窓口において、住民異動手続の際に、異動者本人に対して住民異動情報を自治会に提供することについての確認や、各校区代表の自治会長で構成されている自治会運営推進会議が作成した自治会加入促進のチラシを添えるなどの支援を行っております。 また、自治会運営推進会議におきましては、チラシを活用して加入の呼びかけや加入促進月間を設け、市内の主要な施設や自治会集会施設、校区コミュニティ協議会事務所等にのぼり旗を掲揚するなど、加入促進に努めていただいております。 市としましては、今後とも自治会運営推進会議や校区コミュニティ協議会と連携を図ってまいります。 2点目のご質問にお答えします。 姶良市防犯暴力追放協議会や姶良市衛生協会など、市民が会員となっている団体は、行政による地域住民へのサービスが届きにくい部分や、行政事務を補完する形で地域住民と自治会同士の助け合いで支えることを目的として組織されています。 これまで、市としましては、自治会の負担軽減を図るため、協議会で実施していた自治会防犯灯LED化推進事業の市への移行や、自治会への補助率のアップを行っております。 また、両協議会においては会費の減額も行われています。 今後も、明るく住みよい地域環境の整備と福祉の増進を図るため、協議会や地域と行政が協働し、課題解決に取り組んでまいります。 3点目のご質問にお答えします。 自治会へ加入することで、自らの活動を通じて安全で安心な生活を送るために近隣同士で触れ合いを深め、話し合い、お互いに助け合いながら、明るく豊かな暮らしを求め、地域での生活をよりよくしていくことができると考えます。 また、それぞれの自治会において、役員の方々の苦労や業務内容につきましては、様々なものがあると思われます。 自治会運営推進会議におきましては、それぞれの自治会の要望やアンケートによる意見等を題材として、全体研修会や意見交換会を開催しており、そのことが課題解決の一助になるのではと考えます。 4点目のご質問にお答えします。 自治会は、地域住民により構成されている任意の団体であり、自らの地域組織の運営について、自ら決定しております。 自治会費につきましては、規模や活動内容、保有する資産等に違いがあり、それぞれが会員総意の下に決定しており、その使途についても様々であると認識しております。 仮称校区コミュニティ税のような自治会費に代わるものを徴収することは、自治会本来の性格を鑑み、自主性を損ねることになりかねませんので考えておりません。 以上、お答えといたします。 ◆4番(峯下洋君) それでは、2問目に入っていきたいと思います。 住民異動情報を自治会に提供することについての確認や、各校区代表の自治会長で構成される自治会運営推進会議が作成した加入チラシと書いてありますが、これはA4サイズの表裏になっている、あのことでしょうか。 ◎企画部長(髙山八大君) 今、議員が仰せのとおりでございます。 ◆4番(峯下洋君) それを入られた方にお示しするわけですけども、反応はどうなんでしょうか、その受け取った方の。ただチラシを渡して、自治会に入ってくださいませんかというだけなのか。例えば自治会長さん宛てに、便利帳ですか、自治会長さんにお配りされる、ありますよね。あれのちょっと簡素なものみたいなやつを、新しく入られた方、例えば、ごみは自治会長さんに言って許可を得て捨ててくださいとか、その辺までおっしゃっているんでしょうか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 まず、姶良市に転入して来られた方々に対して市民課窓口でご案内をしているところでございますが、まず、入られた住所地から自治会と自治会長さんを検索いたしまして、それをA4の紙でお渡ししております。そのときに、自治会長さんはこの方です、この方に連絡をしてくださいということをお話ししております。 そして、自治会運営推進会議が作成した自治会加入促進のチラシにつきましても一緒にお渡ししております。そのときの反応といたしましては、「はい、わかりました」という方もいらっしゃいますが、時には、娘さんが高齢のお母さんの転入届を出しに来られたときに、「うちの母はもう高齢なので自治会には入れません」とおっしゃる方もいらっしゃいます。そういったときには、自治会活動には参加できなくても、自治会の中で今後見守りというのができますよというようなご案内をしています。そうすると、「あ、そうですね」という方もいらっしゃいます。また、「アパートだから入らないです」という方もいらっしゃいます。そういった方には、アパートでも準会員制度を設けている自治会もありますので、まずはこの自治会長さんにご相談をしてくださいというようなことを伝えております。 そして、次に行く場所として生活環境のほうに来られるんですけれども、そこでは、自治会のほうでは、ごみステーションを自治会会員の皆様が協力をして清潔に保たれています、この恩恵を受けられるのは自治会員の皆様の協力のおかげですよということをお伝えして、ぜひ自治会に加入をお願いしますというようなご案内をしているところです。必ず、この自治会長さんにごみステーションの場所を聞いてくださいとか、連絡をしてくださいとか、自治会長につながるようなご案内を心がけております。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) 100%、それだけ言っても連絡が来ないところが結構あるみたいなんですよね。自治会長さんとすれば、どなたが転入されたかとかも、結局その本人が自治会長さんに連絡してもいいですよとか何かがないと無断では言わないんですよね、許可が要るわけですよね。だから、自治会長さんとしては、誰が、いつ、ここに入ってきたか全く分かんないと。だから、個人情報があるんであれば、例えば何月何日にこういう方がおたくの自治会に入られましたと、せめて1戸あったとか2戸あったとか、それは月締めでいいんですけど、おたくの自治会に3軒の方が入られましたとか、3軒の方がいなくなりましたとか、何か情報がないと、自治会によっては名簿を作成しているわけなんですよね。誰か入ってきた、1戸入ってきた、出られたとか。じゃないと、それがいつの時点でされているか知りません、5月1日でしたっけ、当年の5月1日現在の自治会長さんが把握しているわけじゃないですか。1,540とか、どしことか。で、配布物がありますよね、未加入者に対しての。これで、例えば30部下さいと言ったら、おたくはじゃあこれだけですね。ということを基本にして行政連絡手当というのが発生するんじゃないですか。 ◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 今、議員が仰せの件は、行政事務委託員へ対する行政事務委託のことだと思います。仰せのとおり5月1日現在の自治会加入世帯数、あと自治会未加入世帯数、これを基に、いわゆる1年間の市報の配布でありますとか市からの情報、あと、それに伴いまして統計業務だったりとか、市の業務を一部していただいたりとか、そういったいわゆる行政事務委託員にお願いしている市からのお仕事に対する委託料の積算根拠として、加入世帯、未加入世帯の世帯数を使って算定をして委託料のお支払いをしているということになります。 ◆4番(峯下洋君) ざっくりと言っていいんですかね。去年と対比で、2年度の5月1日と3年度の5月1日で、どの程度増減があるのか教えていただけますか。世帯数、人口、お分かりでしたら。 ◎企画部長(髙山八大君) 今、手元の資料で5月1日現在でいきますと、昨年の自治会への加入世帯数の総数が、令和2年5月1日現在が2万3,848世帯、令和3年5月1日現在が2万3,534世帯という数値が各自治会長のほうから上がってきております。自治会加入率につきましては、先日の一般質問の中でも答弁しましたが、昨年に比べまして2ポイント下がっている状況になっております。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) 今のでいきますと314世帯が増えているちゅうことですよね、計算が間違っていなければ。(発言する者あり)ごめんなさい、間違っていましたね。計算もできませんね、314世帯、減っていますね、人口は増えているのに、こういうことなんですよね。結局、入って来られても、自治会に加入する世帯が減っているちゅうことは、もっと減っている可能性があるわけですね。 これに、表に出てこない、例えば学生さんが、ここからどっか東京とかに行かれましたと、それについては人口動態なんかは、ほとんど分かんないですね。──いいです、数は要らないです、減っているか……。 ○議長(東馬場弘君) 答弁求めますか。 ◆4番(峯下洋君) 答弁、分かっていればください。 ○議長(東馬場弘君) 答弁できますか。 じゃ、質問変えてください。峯下議員、続けてください。 ◆4番(峯下洋君) 僕なんかがいただいたのは、先日8月1日付で、男女、それと世帯数、これはいただいたんですよね。結局、今、各自治会じゃなかなか難しくて、校区コミュニティごとに作っていらっしゃるような感じがするけど、今後もそのようになっていくんでしょうか。 ○議長(東馬場弘君) 内容としてもうちょっと具体的にお願いします。続けてください。 ◆4番(峯下洋君) 自治会の人員、校区コミュニティ別に、8月1日現在というのをいただいたんです、校区コミュニティ単位で。お分かりですよね、17校区あるわけですよね、それでいただいたんです。これが、もうこれから先、ずっとそれでいくんですか。各自治会ごとのが出てくることはあるんですか。例えば請求すれば自治会ごとに出していただけるものなのか、そこをちょっと教えてください。 ◎企画部長(髙山八大君) 申し訳ございません。議員のほうから資料請求があったものということでよろしいですか。分かりました。 各自治会ごとの、いわゆる自治会加入率っていいますのは、やはりその自治会ごとにそれぞれ地域的なもの等がありまして、かなり差異がございます。それを自治会ごとに出すということについては、ちょっとどうだろうかという判断をしまして、大きく校区コミュニティ単位ごとの自治会で集計を取ったものを、先日、資料請求に基づいてお渡ししました。 この資料につきましては、毎年8月1日ごとに出しているということではなくて、今回資料請求があったことに対して作成した資料となります。 申し訳ございませんでした。 ◆4番(峯下洋君) 令和2年10月1日付で自治会長さんにアンケートを取られていますよね。いろいろ僕なんかもいただいたんです、そのあれが。それで、独自の打開策その他という項目がありました。どのような解決策というか──これですね、これいただいたんですけど、これが12ページと13ページにわたってあるんですが、この自治会長さんから出たことで、元年にもされていますよね、同じような……。ちょっと対象ちゅうか、やり方は違ったんでしょうけども。見てみますと、前回も意見が出た、今回も出ている。私なんかも、この前させてもらったのも、大体似たような回答が来るんですよ。ということは、それってどうなのって、少しは改善、せっかくアンケートを取っていただいているのに、例えば、元年度調べたやつと、2年度に調べたやつと、ここはこう改善できましたというのがあれば教えてください。 ◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 毎年、そのアンケートは取らせていただいております。そのアンケートを取る目的といいますのが、いわゆる自治会長の方々の悩み、問題点、そういったものを、まずはみんなで共有をしましょうと。で、共有したものに対して、自治会もそれぞれ大きい自治会から非常に世帯数の少ない小さな自治会もございます。これを大きく、大きな自治会、中ぐらいの自治会、小さな自治会にグループ分けをしまして、その中でいわゆる意見交換等をする題材の1つとしても、そのアンケートを、特に自由意見欄を中心に、そういった部分の意見交換のために使わせていただいております。 ただ、議員がご指摘のとおり、そこに出された悩み、課題につきまして、すぐに解決できるような悩みというものがなかなか見つからないという部分は正直なところございます。ただ、そういった中でも、自治会の役員の方々は悩みながらも、少しでも自分の住んでいる地域をよくするために役員としてやっていらっしゃるわけですので、そういった悩みもお互いに──言葉はちょっと適当かどうか分かりませんが──分かち合うという部分も含めて、そういった部分での活動に使わせていただいているところであります。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) ここに元年度の資料いただいたのがあるんですが、これでいけば自治会未加入問題が1ページから10ページまで、自治会役員後継者、これが10ページから18ページまで、自治会活動について18ページから20ページ、これをトータルすると約60%ぐらい、この3つの悩みが多いですよね。ということは、ここがどうにか1つでも2つでも解決できれば、すごく自治会長さんとしては、やりがいがあるというか、やる気になるというか、あるんですよね。 ちょっと中身見てみたら、例えば、班長は1年交代のため加入促進の意識が薄いということを書いていらっしゃるところもあれば、50世帯分余計にもらい未加入世帯へ配布している、それは促進のためにですね。だから、こういう努力もされている方もいらっしゃるし、本当様々なんですが。手引の中にセッションとか、こう聞かれたら、こう答えましょうとかいうのもあります、マニュアルみたいのがね。あれは本当にいいことは分かるんです、ああ、これいいなと。だから、そういうのもちゃんと、長年されている方は大体現場踏んでいますんで分かりますよね。でも、初めてやる方が、もう全然分からないと、何のことだろうとか、あると思うんですね。自治会長さんだけの横のつながりというか、これに書いてあったのは、年1回、極力そういう負担を減らしたいからというようなこと書いてあったんですけど、例えば、あるA自治会はこんないいことしていますよと、学びに行きませんかとか、そういう横のつながりがあってもいいのかなと。文書だけじゃなくて、現場を見に行って一緒に話して。だから、みんな悩みは共通なんで、どうにかみんなが少しでも軽くなって、よかったよ、あなたとしゃべれてよかったがよ、これで分かったとか、何かヒントがあると思うんですよね。1人にほっておかないで、やっぱりみんなで共に考えてあげて、こうしたらどげんやろうか、ああしたらどうだろうかとか。「三人寄れば文殊の知恵」といいますが、やはり仲間意識というんですかね、いい意味の仲間意識。また、ライバル意識持ってもいいでしょうね。あっちが頑張るんだったら、おいげえもきばらないかんとか。本当に、ボランティアという表現が合っているかどうか分かりませんが、役をされる方って、何かお役に立ちたい、この一心でされていると思うんです。自分の自治会を何とか盛り上げたい、よくしたい、こういう気持ちがないと、なかなか続くもんじゃないじゃないですか。だから、それを受けて、やっぱり私たちも行政の方も何かじゃ、こういうのしたらどうでしょうか、何かできることないですかって、キャン・アイ・ヘルプ・ユーとかありますよね、外人はよく、何かできることないねって。日本人というのは奥ゆかしいというのか何なのか、なかなか手を伸ばさない。傍観しているわけじゃないんですけど、こういう風土、今やらないと、このままほっとけば、ずるずるずるずる加入者が減っていく、未加入者だらけになっちゃう、これは姶良市としてはマイナスだと思うんです。 ちょうど午前中に姶良市憲章のことが話されましたが、あの憲章の中にもうたってあるじゃないですか、我々姶良市民はこうしましょうとか。例えば、「わたしたち姶良市民は、決まりを守り、安全で安心な住みよいまちをつくります。一つ、わたしたち姶良市民は、ともに支え合い、思いやりのあるまちをつくります。一つ、わたしたち姶良市民は、健やかな心身を培い、生きがいを育むまちをつくります。一つ、わたしたち姶良市民は、学ぶ喜びを分かち合い、豊かな教育と文化のまちをつくります。一つ、わたしたち姶良市民は、明るく健全な子どもたちを育み、活力あるまちをつくります。」、書いてあるということは、自治会長さんの未加入者問題に対してもやはり真摯に受け止めて、自分たちができる知恵を出せば何とかなるんじゃないでしょうか。 今、全国的に未加入者が増えています。だからといって、それで放っとくのは、僕は能がないと思うんですよね。こうしたらできるんじゃないかちゅうのをいろいろ提案したり、一緒に取り組んでいったらどうなんでしょうか。もしこれを条例にうたうことができるんですか、お聞きします。ちょっと……。 ○議長(東馬場弘君) 続けてください。 ◆4番(峯下洋君) 先ほど、小山田議員がおっしゃった理念条例で構わないと思うんですね。罰金取るとか取らないとかじゃなくて、その理念条例には当たらないでしょうか。 ◎企画部長(髙山八大君) いわゆる理念条例という部分は、今現在、頭の中で考えているわけではございませんけれども、いわゆる自治会への加入、自治会へは加入はしないという部分につきまして、市民の個人の考え方でありますとか、そういった部分は非常に大きい部分があると思います。自治会に入っている、自治会に入っていないということで、そのことがよし悪しということを特に言えるということではなくて、私、特に部長として考えておりますのが、自治会の方々は、今お住まいの自分たちの地域をみんなでよくしていこう、そういう気持ち、同じ志を持った方々が集まっていらっしゃると、その中に、少しでも自分たちと同じ志を持って一緒に活動していただける人がたくさんになってほしいなという、そこの思いだと思います。 そういう考え方につきまして、当然私もそう思っておりますし、自治会運営推進会議の各17校区の自治会長の方々も、そういう考え方で、どうやったら自治会活動を活性化していけるのか、そういう話合いを定期的にやっております。その中で、自治会も、自治会に入っていただけない方をよくないんじゃないかとかということではなくて、自治会を選んでいただけるような自治会活動の在り方とか、そういったものも少し考えていかなければいけないんじゃないのかなと、そういったご意見も出てきているところであります。 人口も姶良市増えておりますけれども、もともと姶良市にゆかりのない、土地を求めて、利便性を求めて転入される方々たくさんいらっしゃいます。いろんな考えの方がたくさん住んでいただいている中で、自治会に対する考え方もそれぞれであります。ですけども、そこを対立軸みたいな形で考えるのではなくて、自治会に入っていても、今、自治会に入れなくても、自分の住んでいる地域をよりよくしていきたいという思いは皆さん一緒だと思いますので、そういった部分をうまく取り込んでいければいいのではないかなと。考えを述べるのは非常に簡単ですけれども、実際やるのはすごく大変なことだと思います。そのように考えているところであります。 ◆4番(峯下洋君) これにも書いてあったんですが、うちの自治会は未加入者からは2,000円いただいていますとか、地域差がいっぱいあるんですよね。 自分もちょっと思ったんだけど、入りますか、入らないですか、入ってもらえますかじゃなくて、例えば、うちの自治会は500円会費ですと。例えば10項目ぐらいあって、私は掃除はできませんとか、それだったら、10ぐらい丸つけるのがあって、1個100円ねとかいって、1,000円になったりとか。それで、あなたが選べる、ここは我慢して出ましょうとか、何かそんなのもね、イエスかノーかだけじゃなくて、こういう選択もできますよと、役員したらこんだけのお金がもらえますよとか。 で思ったのは、やはり限界集落だからとか、自治会が減っていて統合しなきゃいけない、だけど統合するには距離が離れ過ぎているとかいろんな問題がありますよね。うちなんか、松原はちょっと大きいので、逆にそういうご苦労は分からないんですけど。だから何か、例えば新しく入ってきた方に、あそこの自治会はたとえば空き家が空いていますよと、ただでもいいんですってとか、例えばよ。私どもが、ひまわりハウスで空き家を1軒借りているんですね。で、月々5,000円だったかな、固定資産税の足しになるかなと。そういう、まだ住めるところがあるんであれば、そういうところもありますよとか、やっぱり自治会からもそういう情報を受けて、そういう一覧表みたいなの作っていてもいいですよね。あそこだったら、こういうところがありますよ。子どもさんだったら、今だったら、スクールバスが迎えに来たりとかするようなところがある。町なかじゃないけど便利なところがある。インターネットつながっていれば結構便利だというところもあるじゃないですか。土地付、広い土地付があって、よそから帰って来て、そこに住むとかね、そういうことも1つの提案としてはできるんじゃないでしょうかね。 私は、だからそういったこと、いろんなことをみんなで考えてやっていけたらいいんじゃないかなと思いました。これについて、どうでしょう。いいとか悪いとかじゃなくて、ひとつどうぞ。 ◎企画部長(髙山八大君) 今の峯下議員のお考えといいますか、非常に賛同するところはあります。 ただ、行政といたしまして、民間の皆様が持っていらっしゃる情報を行政として集めて、市民の皆さんにお示しするということはなかなか難しい部分もあろうかと思いますが。 そういった部分につきまして、いわゆる自治会に入っていらっしゃる方々が、仮にですけれども、市からの転入者の情報がなくても、自治会に入っていらっしゃる方々のご近所に転入があれば、当然そこで引っ越しとかでそういう方が入ってきたのは分かると思いますので、そういった部分で、より身近なご近所付き合いの中で、そういう方がいらっしゃったとか、あとは少したってから自治会加入についてのご案内をするとか、そういう本当に地道な活動だと思うんですが、そういった緩やかな自治会加入へのお誘いみたいなものも非常に有効になっていくのではないかなと個人的には考えているところです。 ◆4番(峯下洋君) 2点目に入っていきたいと思います。 回答の中に、自治会への補助率アップを行っているとか、両協議会においては会費の減額も行われていると書いてあるんですが、具体的にどれほどの減額があったんでしょうか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 まず、自治会への補助率のアップにつきましては、自治会防犯灯LED化推進事業を市へ移行いたしました。そのときに自治会への補助率、工事費に対しての補助率でございますが、以前、防犯・暴力追放協議会で実施していた際には2分の1を上限としておりましたけれども、市への移行とともに、その補助率を工事費の3分の2に上げております。なので、自治会の負担が2分の1から3分の1に減額になったということでございます。 そして、両協議会におきまして実施されました会費の減額につきましては、防犯・暴力追放協議会は、それまで1世帯当たり120円であった会費を70円に減額をいたしました。また、衛生協会におきましては150円だった会費を80円に減額をしております。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) こんだけ減らしていただいたのはありがたいんですが、この減らした分はどこが補填するようになったんですか。今まで120円だったのを50円ぐらい減らしてくださったわけですよね。この分はどっかの負担になっているんですか。どういう言い方をすりゃあいいのかな。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 防犯・暴力追放協議会に関しましては、それまで自治会防犯灯LED化事業を行っておりましたけれども、それが市に移行したことから事業費全体額が減っておりますので、その分として皆様の会費を減らしたということになります。 そして、衛生協会におきましては、ごみ袋の手数料、1冊が460円であったものが500円に上がりました。それは消費税の関係でありますとか原材料費の関係でありますとか、いろいろな原因はありますけれども、そういった手だてをしたことで会費のほうを減額ができたということでございます。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) あと、問題はごみステーション。これが、町なかというかうちなんかのところは住宅地が密集して、置く場所が、探すのが大変らしいんです。これは一応協力を自治会にお願いするとなっているんですけど、本来はこれ、行政のほうで場所とか、ある程度は選定していただけると助かるという意見を聞くんですけど、この点についてどうでしょう。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 ごみステーションの場所につきましては、姶良市一般廃棄物の処理及び清掃に関する条例の第7条、収集場所の届出等におきまして、自治会長は当該区域内における一般廃棄物の収集場所の新設、変更または廃止をするときには市長に届出をしなければならないと書いてありまして、収集場所はこれを利用する者において維持管理をするというふうになっております。ですから、地域の実情を一番詳しくご存じである方々で、その場所を選定していただくことが最善ではないかというふうに考えているところです。 以上でございます。 ◆4番(峯下洋君) それで問題があるのは、特に夏場なんか、ちゃんと水分を取って捨ててくださればいいんですけど、生ごみが、恐らくこういうことされるのは回覧が回っていない未加入者ではなかろうかというようなことがよく言われるわけですよ。今まで自治会員はそんなことはなかったと。それが、誰かが、もうどこでもかしこでも捨てる人が──どこでもかしこでもというんですかね、もうのべつ幕なしというか、袋も黄色じゃなくて白に入れたり、それも缶を入れたり、もう本当に見るざまもないぐらい、平気で捨てていらっしゃる人がいるんです。これは犬や猫じゃないですもんね、こういう人がいらっしゃる。これは、多く皆さんが推測されるのは未加入者だろうと、ぬれぎぬかもしれませんが。 だから、やはりこの問題だけでも、所によっては中を調べて、犯人を捜して、その玄関まで持って行くということを書いていた会長さんもいらっしゃいました。こういうところは、どのように処理すればいいんでしょうか。(発言する者あり)どこでするの。(発言する者あり) ○議長(東馬場弘君) 答弁できますか、今ので。 質問、もうちょっと──自治会のことについて、行政に対しての支援ということですので、その支援に対して、行政内のことをちょっと先に出ておりますので、さっきから聞いていますと。行政の支援は答弁がありましたから、その答弁に沿って質問していただきたいと思いますけど。 ◆4番(峯下洋君) 答弁に沿って……。 ○議長(東馬場弘君) 答弁していただいていますでしょ、その答弁書に沿って再質問していただければ、答弁もかみ合ってくるんじゃないかと思いますけど。 ◆4番(峯下洋君) かみ合っていないですかね。こんなにかみ砕いているのに。私の言い方が悪いんでしょうね、発音が悪いのかもしれませんが。 結局、どこまで支援をしてくださるつもりがあるのか、こういう聞き方でよろしいんでしょうか。この場所とか、こういう生ごみが残ったときにどういうふうにするの。私たちは、もう犯人捜しはしないとやっているんですけど、これでいいのか悪いのか。 ○議長(東馬場弘君) 今、言われたのは自治会ですることであって。ですから、今、答弁がありました、答弁いただきました、1回目の。この答弁に対して再質問していただければいいんじゃないかと思いますけど。 ◆4番(峯下洋君) 分かりました。 ○議長(東馬場弘君) 質問、続けてください。 ◆4番(峯下洋君) たしか、未加入者というか、新しく入ってきた方がいた場合に閲覧ができるというのがありましたよね、新規加入者について。違いましたっけ。答弁にはないですよ。新しく入ってこられました。今のところは全然、どなたが入ってきたかも分かんない、その人が新しくこの自治会に入ってこられました。その人は世帯主しか書いていなかったりするわけですよね。とりあえずその方が、区長さんなり会長さんなりが行って、入ってくださいますかと言って入ってくださった、そのときに世帯主だけの名前しか教えてくださらなかった場合に、子どもさんがいらっしゃるのか、家族構成はどうなのかというのは閲覧ができるというのを聞いたことがあるんですけど、間違いないですか。 ◎企画部長(髙山八大君) もう大分昔です。以前はそういった運用していた時期はあったと思います。ただ、それ以降、いわゆる個人情報保護等の機運の高まりによって、今現在の運用になってきているという流れになっていると思います。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) もう一切できなくなったわけですね。 お願いなんですが、先ほども申しましたように自治会で名簿を作成している。名なしの権兵衛でもいいから、大体どの辺に住んでいらっしゃるちゅう、その情報だけはいただけないもんでしょうかね。というのが、何かあったとき、防災とか何か、誰がそこにおるのか名前も分からん、名前分からんでいいけど、どうやってその人たち守るの、どうすればその人たちに援護ができるの、そこはどうすればいいですか、教えて。 ◎企画部長(髙山八大君) お答えになるかは分かりませんが、いわゆる自治会の皆さんが自治会に入っていらっしゃらない方々のことについても、防災の面からあって、ぜひ助けていかなければならないという、その思いで活動していらっしゃるところに、まず敬意を表します。 であれば、そういう自治会の考え方ですね、そういったものを、例えば自治会に入っていらっしゃらない方の家があれば、いわゆる自治会加入の勧誘と同じになってしまうのかもしれませんが、そういった部分で地域で助け合いをしておりますので、お名前だけでもいただけないでしょうかとかいった、そういう活動はされていらっしゃるとは思うんですけれども、そういった部分にしかよれないところなのかなという気はしております。 行政のほうから地図を出して、ここの世帯は自治会の方、ここは自治会加入者ではないというところの情報を収集して作るということについても、やはり、一点問題があるのかなと考えております。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) ということは、なかなか人助けもできないというようなことになりそうな気がしますね、大げさに言えばですけど。 例えば、理念条例ではできないのかできるか知りませんけど、でも、私たち姶良市民は、ここに住まわせてもらっている以上は自分ができることをさせてもらいたいと。ほとんどの方がそうなんですよ、恐らく、7割はそうだと思う。あとの3割の方が、なかなかそれに同意していただけないような、説明が悪いのかもしれません。だから、手を変え品を変え、その人たちと一緒に──、1つあったのは、子どもさんがいらっしゃったと。子どもさんを行事に誘うために、ぜひ加入してくださいとかいう人もいました。だから、そういう進め方もあられると思うんですよね。ただ、何人に言って、何人入ってくるか分からんけど。だから、何か情報がいただければなというのは切に思うんですけど、その辺でできることはないでしょうか、行政として。そういう分かっている人が、何か情報できないんですかね。 ◎企画部長(髙山八大君) 行政としましても、できることは取り組んでいっているつもりであるんですけども、そこの部分につきましては、今現在、市が行えている部分が限界の部分があるのかなという気はしておるところです。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) やっぱりマスクしていると、あんまりよく分かんないね。 それで、答弁に基づいて、自治会運営推進会議において、元年──、先ほど言いましたよね──、どういうことが協議されていたかとか、そういったことを教えていただけるんですか、元年度、協議された。ここに書いてあるのが全てなんでしょうけど、議事録だから。どうなんでしょう。 ◎企画部長(髙山八大君) 担当課長に答弁させます。 ◎企画部地域政策課長(中園隆男君) 地域政策課長、中園と申します。よろしくお願いします。 自治会運営推進会議におきましては17校区の代表の各校区の自治会長さん方がお集まりになられて、それぞれの自治会内での課題等を持ち合いながらいろいろな協議をしているところではございますが、それらの中でいろいろあった場合に加入促進に向けてのキャンペーン、その辺りのいろんな事業計画ですね、その辺りを協議しているところでございます。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) 私たちもさせてもらったと申しましたよね、アンケート調査を。一部だけ、ちょっと拾い出しているのがあるんですが、「ごみ置場の管理はどなたが行っていますか。」という回答について、「特に管理はしていないが、付近の人が清掃してくれる。」とか、こういうところもあるし、「自治会長さんがしている。」とか。だから、やはりごみを捨てた後の処理をする人がいるということは分かっていただきたいですよね、住む人は。 だから、ルールを守る、ちゃんと分けて。これは本当に人間として当たり前のことをしないといけない。それができない人に対しては、やっぱり何らか、何度も何度も説明するとか、それこそ場所によっては子どもさんがごみを持って行く人もいます、小学生が通学の途中にね。おお、感心だねって、僕なんか声をかける、お利口さんだねって。そういうふうに助け合いの気持ち、小っちゃい頃から。一番──ガンっていったらいけないんだけど、親。子どもの頃はできたことが親になるとできなくなる。怒る人がいないからですよ、言って聞かせる人がいないからですよ。学校は毎日、朝、おはようございます、先生さようならとか言う。でも大人になったら挨拶しない、ご夫婦でもそうかもしれません、家族もそうです。うちはします、おはようございます。うちの家族はみんなします。これって大事なことだと思うんですよね、挨拶をするということは。日本は武道なんかで礼に始まり礼に終わるとかいいます。ちょっと外れてきましたね。 市長は、この未加入者問題にどうのこうのいうことは言いづらいことがあると思うんですが、私が先ほど申しましたように条例みたいなもの、──名前ははっきり未加入者問題とかそういうのは言わないけど──。姶良市長も姶良市をよくしたいと思って市長になられていると思います。その気持ちは分かっていただけると思うんです。だから、市長が一声何か言えること、こういう方向で頑張りたいというのがあれば教えていただきたい。 以上です。 ◎市長(湯元敏浩君) 未加入問題等に関しては、やはり自治会の中で、そこの住んでいる住民の方が、そこの住んでいる地域をいかによくするか、いかに住みやすくするかというところから始まるんだと思います。行政が自治会をつくりなさい、自治会をよくしなさいという話ではないんだと私は思います。 ですので、未加入者がいるのであれば、その未加入者をはじき飛ばすのではなく、お隣に越してきたりしたら、そのお隣りの今まで住んでいる方は分かるはずなんです、新しい人が来たということが。それだったら、それを自治会長さんにお伝えして、何とか仲間に入れましょうよ、仲間で一緒にやりましょうよというような人間対人間の仕方ができないのだろうかと私はずっと聞いて思っております。いわゆる機械的に率を増やすとか、未加入者に対してごみを捨てるなとか、そういうことではなく、やはりお隣同士で、引っ越してきたら温かく迎えるという基本的な気持ちというものがあるんじゃないかなと。それに拒否するのであれば、それはやはり、やり方がその方に合わなかったということもあるでしょう。そういったことで、基本的にそこに住む人たちが、そこに進んで来てくれた人たちに対してどうするかということだと思います。 姶良市は今、大きく人口も増えてきておりますが、その越してきた方々は、流入してきた方々は縁もゆかりもないのかもしれませんが、そこに生まれた子どもたちは、ここがふるさとになります。そしてまた、ここが住みやすいと彼らが言えば、また新たな姶良市に縁を持つ人たちが増えてきます。そこには自治会の本当に温かい気持ちが、迎える地域の方々の気持ちが物すごく必要になってきます。ですので、大変な解決できないことだと思っていらっしゃるところもいっぱいあると思いますが、そこは何とか一軒一軒、自分たちの自治会に仲間に入ってもらうというお気持ちでやっていただくのが私としてのお願いであります。 以上です。 ◆4番(峯下洋君) ありがとうございます。 例えば、職員の方、コミュニティなんかでいろんな行事をやっています。そういうところにも、ぜひ参加ををするように、やっぱり地域を分かっていただきたい。例えば、地域の役職をからうことって可能なんでしょうか。 ◎総務部長(松林洋一君) 職員でありましても地域の一員でございます。したがいまして、地域の自治会内で役員をしたり、あるいは消防団に入っている方もかなりおりますが、そういった形で地域貢献をするといったことは十分に考えられるところでございます。 ◆4番(峯下洋君) やっぱりそうだと思うんです。そうすることによって、地域の事情が分かる人になるじゃないですか、皆若いから。今、高齢の方が自治会長さんをされているところって結構多いと思うんですよね。皆様方がいずれここを辞められて、そういうところに行って、自治会長さん俺がするから、みんなついてきてくいやいて、そういう風土づくりというのかな、そういうのができたらすごくいいなと僕は思うんですね。その担い手ですよ、皆様は。明日の自治会長さん候補じゃないですか、一緒になって悩みましょうよ。 市長がおっしゃったように、新しく入ってきた子どもさんが、ここが第一のふるさとになるわけ。そういう人たちが増えていくことによって、すごく名実ともにすばらしい、住みよい姶良市になっていくと思います。そうなることを切望して、本日の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(東馬場弘君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議は、これをもって散会とします。 なお、次の会議は9月6日午前10時から開きます。(午後3時19分散会)...